EC販売とは?種類やメリットと成功させるポイントを紹介!

実店舗だけでなく、EC販売に力を入れるショップも増えてきました。
EC販売にはどのような特徴があるのでしょうか。
この記事では、これから始めようとしている方に向けてEC販売の種類や販売者・利用者側のメリット、立ち上げの方法などの概要を紹介します。

ツクルくん
ツクルくん

EC販売を始めてみたいと思ってるんだけど、結局どんな良さがあるのかわかってないんだよね。

カラミちゃん
カラミちゃん

EC販売は実店舗の販売にはないさまざまなメリットがあります。基本からおさらいしましょう。

目次

  • そもそもECサイトとは?
  • EC販売とはECサイトで販売すること
  • EC販売の市場は拡大傾向
  • EC販売のメリット
  • EC販売の種類とは?ビジネスモデルを紹介
  • EC販売の始め方は2パターン
  • EC販売における主な運営業務
  • EC販売を成功させるポイント
  • まとめ

そもそもECサイトとは?

ECサイトのECはElectronic Commerce(電子商取引)を略した言葉で、Eコマースともいわれます。
インターネットで行われる商取引は実はすべてECなので、ネットオークションサイトや株の売買を行うネット証券のサイト、動画配信サイトなどもECサイトに当たります。

ですが実際にはECというとネットで買い物を行う、ネットショッピングの意味でのみ使われています。
そのため、ECサイト=ネットショップと捉えて問題ないでしょう。

EC販売とはECサイトで販売すること

ECサイト=ネットショップの意味であるため、EC販売とはECサイトで商品やサービスを販売することになります。
なお、ネット通販も同じ意味の言葉です。

実店舗のように物理的に店を開け閉めする必要がないため24時間販売が可能になりますし、日本だけでなく海外のユーザーに販売ができるようになるなどの特徴があります。

EC販売のメリットについては後ほど詳しくご紹介します。

EC販売の市場は拡大傾向

ネットで買える商品が増えたと感じる方も多いと思いますが、実際に日本のEC市場規模は拡大傾向にあります。

下記は経済産業省が発表した「令和4年度 電子商取引に関する市場調査報告書」におけるBtoC EC市場のグラフです。

推移を見てみると2020年は19兆2,779億円、2021年は20兆6,950億円、2022年は22兆7,449億円と3年連続で市場は拡大しています。
2013年が11兆1,160億円だったため、約10年間で市場は2倍です。

また、下記は経済産業省の同資料を元にした、過去10年間のBtoB ECの市場規模の推移です。

企業間のBtoB ECの市場規模を見てみると、2013年から2022年の10年で約1.5倍に拡大しています。
2020年はコロナ禍の影響で一時的に市場規模が縮小しましたが、その反動として2022年には400兆円を超えるなど一気に拡大しました。

CtoC ECは10年前はデータが計測されていないほど新しい市場ですが、着実に市場規模が拡大しています。
今後も新しいサービスが登場することで、さらにCtoCの取引が増えるでしょう。

このようにBtoC、BtoB、CtoCとすべての市場で規模は拡大しており、今後もこの傾向が続いていくと予想されます。

EC販売のメリット

EC販売を始めると、どのような良いことがあるのでしょうか。
EC販売のメリットについて、事業者側・購入者側のメリットに分けてご紹介します。

事業者側のメリット

EC事業を行う側からすると、以下のようなメリットが考えられます。

  • ・国内外を問わず幅広いエリアに向けて販売できる
  • ・いつでも販売できる
  • ・初期費用を抑えて販売をスタートできる
  • ・蓄積した顧客情報を活用できる

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

全国・世界に向けて販売できる

EC販売であれば、実店舗のように販売できるエリアに縛りがありません。
インターネットが利用できる環境があれば、どこからでも購入が可能です。
実店舗の場合は店舗の近隣住民や観光客にしか販売できませんでしたが、ECであれば日本全国に向けて商品やサービスを売ることができます。
さらに海外ユーザー向けに対応したECサイトを作成すれば、越境ECともいわれる海外販売が可能です。

24時間365日販売できる

店員を雇って店舗の開け閉めを行う必要もないので、ECサイトであれば24時間営業できます。
実店舗の場合、営業時間外に購入しに来たユーザーに販売ができず売上を逃すこともありますが、ECサイトはユーザーの好きな時間に買い物ができるので、販売機会の損失が起こるのを防げます。

また、時間だけでなく天候にも左右されないので「雨だから客足が少ない」「台風だから店を開けられない」といった事態も起こらず、天候や災害に関係なく通常通りの販売が行えるのもメリットです。

実店舗よりコストを抑えて短期間で開業できる

EC販売はコストを抑えて開業できるのも魅力の1つです。
実店舗で開業するとなると敷金・礼金・仲介手数料・内装代・什器代などさまざまな費用が必要になり、最低でも百万円以上は必要になるでしょう。

また、さまざまな店舗を見て回ったり内装の工事を行ったりしてオープンまでには数週間~数ヵ月かかります。

ですが、ECサイト作成サービスの無料プランを利用すればECサイトの開業が無料で、最短で数時間程度でショップをオープンすることも可能です。

さらに、ドロップシッピングのような、自社では販売のみ行い注文が入ったらメーカーから商品を送ってもらうような、自社で在庫を抱えない販売方法を利用すれば倉庫代もかからないので、ECサイトのランニングコストも抑えられます。

顧客情報を蓄積して運営に活かせる

ECサイトは、実店舗販売では記録できないようなデータや情報が得られます。
住所などの基本情報のほか、商品購入履歴など個人の情報がシステムに自然と蓄積しています。

さらに、データ分析ツールを使えば、どの商品が興味を持たれやすいのか、どのような経路から多くの人がショップに訪れるのかといったこともわかります。

顧客のデータを分析すれば、どのように改善していくべきかや商品企画などECサイトの運営全般に情報を活かせます。
データの収集がしやすく、データを運営に役立てられるのもEC販売のメリットです。

購入者側のメリット

事業者側だけでなくEC販売は、購入者側にとっても以下のメリットがあります。

  • ・いつでもどこでも購入できる
  • ・比較検討しやすい
  • ・多様な決済手段から選べる

詳細を説明します。

欲しいものをいつでも購入できる

EC販売を利用するメリットは、実店舗に足を運ばなくても気軽に欲しいものを買えることです。
海外の商品も日本の自宅に居ながら購入できます。

またEC販売は、場所だけでなく時間にも縛られません。
早朝でも深夜でも、いつでも好きなタイミングで購入できるのが大きなメリットです。

比較検討しやすい

実店舗の場合、いくつもの店舗を回って見ないと目的の商品の比較はできません。
場合によっては店舗に行ったのに在庫切れで商品を見られず、無駄足になってしまうこともあるでしょう。

ですがECサイトを利用すれば簡単に同じ商品、あるいは類似商品を見つけられるので、商品を比較する場合に便利です。

特にECモールでは「価格の安い順」「人気順」など並べ替え機能があるので、自分で1つ1つ調べる手間も省けます。

また、商品ページには購入したユーザーからの口コミも書いてあるので、使用感や耐久性など商品を検討したい場合の参考になります。

さまざまな決済手段を使える

EC販売は、実店舗と比べて決済手段も豊富に用意されていることが多いです。
クレジットカード決済はもちろんのこと、コンビニ決済やAmazon Payといったキャッシュレス決済、後払いなど、自分の好みに応じた方法を選択できます。

決済に不便さを感じにくいのもEC販売を利用するメリットです。

EC販売の種類とは?ビジネスモデルを紹介

EC販売と一口にいっても、販売の仕方やターゲットとなる顧客などによって種類が分かれます。
9つのビジネスモデルと特徴を紹介します。

BtoC EC

BtoC ECのBtoCは、Business to Customerを表します。
企業が個人(一般消費者)向けに販売を行う、私たちが普段よく利用するECサイトのことです。

個人が利用者となるため、意思決定(購入)までのスピードが早く、ユーザーの心情や意思が購入を左右しやすいという特徴があります。

また、自社で宣伝やアピールをしないとユーザーには気づいてもらえないため、BtoC ECの場合はECサイトの集客に力を入れる必要があるでしょう。

BtoB EC

BtoB ECのBtoBは、Business to Businessの頭文字を取った言葉で、企業による企業向けのECのことです。

BtoC ECのようにすべての人にオープンになっているECサイトもありますが、専門的な商品のため取引先の企業しか閲覧や購入ができないようなクローズドで展開されるケースが多いのが特徴です。

また、BtoB ECは、商品発注数や利用頻度などに合わせて取引先ごとに価格が変動するというのもBtoC ECとの違いといえます。

CtoC EC

CtoC ECのCtoCは、Consumer to Consumerを表します。個人が個人向けに商品やサービスを販売する形態です。

個人の持ち物をフリーマーケットのように販売できるフリマアプリや、手作りのアクセサリーや小物などのハンドメイド作品を販売するminneなどのハンドメイドマーケットが代表的なCtoC ECサイトといえるでしょう。

D2C

D2Cとは、Direct to Consumerの意味で、商品を製造したメーカー企業から消費者へ直接販売することです。

企業から消費者へのEC販売なのでBtoCの一種ですが、単なるBtoCはセレクトショップのようなメーカーではない企業(ショップ)やAmazonのようなECモールからの販売も含まれてしまいます。

D2Cはあくまで、メーカーから直接ユーザーへEC販売することです。

開発・製造を行うメーカーが販売まで行うため卸業者などの仲介料が生じず、収益性を確保しやすいモデルとして知られています。

ユーザーにとっても、手数料が商品に上乗せされない分、低価格で商品を購入できるなどのメリットがあります。
D2Cはコスメや食品系を中心に広がりを見せています。

越境EC

越境ECとは、国境を超えて海外にEC販売することをいいます。
日本市場だけでなく海外に向けて販売可能なので新しい販路を開拓できたり、実店舗の海外出店よりも簡単に海外販売が始められたりするなどの特徴があります。

自社サイトで越境ECを始めるには言語や住所入力、通貨など海外販売ができるよう、ECサイト上でのシステム設定が必要になります。

また、商品についても販売する国の法律や規制に準じた対応をしなければなりません。
なお、eBayなどの海外のECモールに出店して販売するという方法もあります。

海外に向けてEC販売を行いたい場合は「海外向けのネットショップを開業するには?」の記事で具体的な方法を紹介していますので、興味のある方はご覧ください。

卸売EC

卸売ECは、卸売業者がメーカーから仕入れた商品を小売業者向けにECサイトで販売することでBtoB ECの一種です。

卸売ECを導入することで遠方の顧客への販売が可能になるので販路が拡大したり、電話やFAXなどのアナログ機器で起こる受注ミスが減り業務効率化がかなったりなど、企業にとってさまざまなメリットがあります。

ただし卸売ECは一般的なECには無い顧客別の掛け率設定の機能や、一括注文の機能などが必要です。

メディアEC

ECサイトとオウンドメディアが一体となったサイトのことを、メディアECまたはメディアコマースといいます。

オウンドメディアとは企業が所有するWebサイトのことで、ECサイトでは自社のキャンペーン情報やユーザーに役立つ商品関連の情報を発信することが多いでしょう。

オウンドメディアに掲載したコンテンツをきっかけにユーザーがECサイトを訪れる、コンテンツSEO対策(SEO対策)になります。

またECサイトをメディア化することで他社との差別化ができたり、商品や自社についてのユーザー理解が深まったりするなどのメリットがあるでしょう。

ギフトEC

ギフトECとは、ギフト商品を専門で販売しているECサイトのことです。
住所を知らなくてもSNSで気軽にプレゼントを送れるソーシャルギフトの需要も増えていることから、ギフトECも注目を集めています。

基本的なシステムは一般的なBtoC ECサイトと同じですが、ギフトを送る相手や目的に分けてラッピングを変えられたり、さまざまな人へ同時にギフトを送るための複数配送先設定ができたりなど、ギフト商品ならではの機能が必要でしょう。

サブスクリプション

サブスクリプションはサブスクとも呼ばれ、一定の料金を支払うことで決まった期間中はサービスを利用できるビジネスモデルのことです。

Apple MusicやNetflixといった、音楽や映像コンテンツの配信サービスが代表的な例ですが、さまざまな業界で導入されています。

EC業界では、月額料金を払うと食材が届くサービスやランダムに選ばれた何冊かの絵本が届くサービスなど、さまざまなジャンルでサブスク型のEC販売が採用されています。

EC販売の始め方は2パターン

EC販売の始め方は大きく分けて、ECモールに出店するパターンと、自社のECサイトを立ち上げるパターンの2パターンあります。

どのように違うのか、特徴なども見ていきましょう。

ECモール内に出店する

ECモールとは、Amazonや楽天市場などさまざまなショップが集まっているECサイトのショッピングモールのことです。

EC販売を始めたい場合、ECモール内のショップとして出店するパターンがあります。
出店したいECモールに申し込みをして、初期費用などを払ってからモール内で自社ページを作成します。

出店方法はマニュアル化されているので、初めてでも出店しやすいですし、ECモール自体に知名度があるので自社で集客を行わなくても自然と誰かが訪れてくれる可能性が高いです。

一方でECサイトにおける自由度は低いです。
ECモール独自のルールやキャンペーンに従わなければなりませんし、他社と差別化するようなデザインのカスタマイズなども難しいでしょう。

ECサイトを自分で立ち上げる

ECモールの1ショップになるのでなく、自社だけの独立したECサイトを作成してEC販売を行うパターンもあります。

自社がサイトを立ち上げるためECモールのようなさまざまな縛りもなく、自社らしいオリジナリティのあるショップを作れるでしょう。
なお、自社独自でECサイトを作る方法は主に4つあるので説明していきますね。

ECサイト作成サービス

カラーミーショップのような自社のECサイトを手軽に構築できるようなサービスを利用して、立ち上げる方法です。

手順に従って進めれば専門的な知識は必要なく、ECサイトが作れます。
サービスごとにデザインのテンプレートも多数用意されているので、デザインの知識も不要です。

開設と運営が無料のサービスを利用すれば、コストをかけず低リスクでECサイトの運営が始められるでしょう。

目安の年商は0円~1億円と幅広く対応しています。小~中規模のECサイト運営に向いている方法です。

オープンソース

オープンソースは、無料公開されているソースコード(プログラム)を使って自社ECサイトを立ち上げる方法です。

有名なオープンソースとして、WordPressが挙げられます。
インストールは無料のため、初期費用を抑えて立ち上げられるのがメリットです。

ただし、ECサイト作成サービスのようにECサイトを作るための専用システムではないので、ECサイト仕様にするために自社でカスタマイズしなければなりません。

そのため、サイト構築のためにはある程度の専門知識が求められます。
年商は、1億~数十億円と中~大規模なECサイト向けの構築方法です。

パッケージ

パッケージは、ECサイト構築のための機能がパッケージ化されたソフトウェアを購入して立ち上げる方法です。

開発会社による立ち上げを必要とするので、初期費用の目安は数百万円程度といわれています。

費用はかかりますが、ECサイト作成サービスに比べて機能やデザイン面でのカスタマイズ性は高いので、より自社らしい唯一無二のECサイトを作りたい場合におすすめの方法です。

ただし構築費や運営費もそれなりに必要なため、年商が1億~数十億円程度は見込まれる中規模~大規模のショップに向いている方法といえます。

フルスクラッチ

フルスクラッチは、開発会社などに依頼してゼロから完全オリジナルのECサイトを立ち上げる方法です。
何もない状態から設計するため、機能やデザインに関して一切の制限が無く、自社特有の販売方法に対応するようなサイトを作るなど、いくらでも機能開発が可能です。

他の方法と比べてかなり自由度が高く1から作り上げるので、立ち上げまでに数ヵ月から1年ほどかかるといわれています。

日本でも有数の大規模なECサイトの立ち上げに適した方法で、目安の年商は数十億円~です。

EC販売における主な運営業務

EC販売にあたって、さまざまな運営業務が発生します。
以下の図のように、大きくはフロント業務とバックエンド業務の2種類に分かれます。

ECサイト運営のための8つの業務

フロント業務とは、商品を販売するための業務といえます。
ニーズ分析に基づいた商品の企画や仕入れ、ユーザーに商品を購入してもらうためのサイト設計や更新、SEO対策や広告出稿といった集客(プロモーション)いった業務です。

一方、商品が売れてから行われ、ECサイト全体を支えるような業務がバックエンド業務です。
商品の受注処理や出荷作業、商品到着後のアフターフォローやカスタマーサポート、在庫管理などを行います。

基本的にバッグエンド業務はユーザーの目に触れませんが、顧客満足度を向上させたり正常にECサイトを運営したりするためには非常に重要な業務といえます。

フロント業務、バックエンド業務、どちらもECサイトを運営するためには欠かせません。

EC販売を成功させるポイント

どうしたらEC販売でつまずかず、軌道に乗せることができるのでしょうか。
ここからはEC販売で成功のための3つのポイントをご紹介します。

EC販売を始めたら必ず集客する

せっかくEC販売を始めたのに、誰にも訪れてもらえず事業を止めてしまうといったショップも少なくありません。

繰り返しになりますが、実店舗と違いECサイトは開業したら自然と誰かが見つけて訪れてくれるというのは不可能に近いです。
ショップで商品を購入してもらうためには、自社のECサイトへの集客が必須です。

費用をかけず手軽にできる集客方法としては、SNS運用です。

アパレルや食品など写真映えするような商品を扱っているショップは、特にInstagramがおすすめです。
他にも、記事を作って発信するコンテンツSEOや、短期間で集客したい場合は広告の出稿などの集客方法があります。

ECサイトの集客方法については「ECサイトへの集客方法は?」の記事で方法ごとのメリットやデメリットなども紹介していますので、ぜひご覧ください。

できる限り使いやすいサイトに整える

集客が成功して、多くの人がショップを訪れるようになったとしても、ショップが見づらかったり使いづらかったりすると、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。
一説によるとユーザーはそのサイトを見るか見ないかを、3秒で判断しているといいます。

訪れてくれたユーザーに商品を購入してもらうためには、できる限り使いやすいサイトへ整えることが重要です。
以下は売れるECサイトのデザインのコツです。

  • ・必要な情報を見つけやすい
  • ・検索窓がすぐ目につく
  • ・ボタンの大きさがちょうど良い
  • ・テキスト間に十分な余白がある
  • ・スマートフォンからでも見やすい

また、せっかく購入までたどりついても、購入完了までの操作が複雑だとカゴ落ちしてしまうこともあります。
住所入力を補助してくれるようなサジェスト機能を追加したり、個人情報を入力しなくて済むAmazon Payを導入したりなど、操作面でも工夫を行いましょう。

データ分析を元に改善を繰り返す

はじめからEC販売がうまくいくことは、ほとんど無いと心得ておきましょう。
ECサイト、つまりネットショップが軌道に乗るまでには数ヵ月はかかるといわれています。

成功しているショップも、ECサイトのどこが問題なのか確認して改善することを繰り返し行っていき、売上を伸ばしてきました。

改善のためには必要なデータを集めて、分析結果から何を改善していくべきか施策を立て、確実に実行していくことが成功のポイントです。

まとめ

EC販売とは、ECサイト(ネットショップ)で商品やサービスを販売することです。

BtoCやD2C、越境ECなどさまざまなビジネスモデルが存在し、インターネットの普及や利便性などから市場は拡大傾向にあります。

EC販売を始めるには方法がいくつかありますが、ECモール内で出店するか自社独自にサイトを構築するかではさまざまな点で異なります。

いずれの場合も、EC販売を始めたからといってすぐに軌道に乗って売上が上がるのは難しいです。
地道に改善を繰り返して、EC販売を成功させましょう。

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ECサイトの重要なKPIは?具体例や設定のポイント・分析方法を紹介!

ビジネスにおいて多くの業種で用いられるKPI。
ECサイト運営でも目標を達成するのにKPIを設定しておくと、実現しやすくなります。
この記事ではECサイトではどのようなKPIを設定していくべきかの具体例やKPI設定のコツ、分析方法を取り上げます。

ツクルくん
ツクルくん

ECサイトの運営でもKPIは必要なんだね。

カラミちゃん
カラミちゃん

必ず設定しなければいけないものではありませんが、KPIがあると目標を達成しやすくなりますよ。

目次

  • そもそもKPIとは?KGIやKSFとの違いも紹介
  • ECサイトにおけるKPIの重要性
  • ECサイトの売上を上げるための最重要KPI
  • その他にECサイトのKPIは何がある?
  • ECサイトのKPIを設定する際の2つのポイント
  • ECサイトのKPIはツールを使って分析しよう
  • まとめ

そもそもKPIとは?KGIやKSFとの違いも紹介

KPI(Key Performance Indicator)とは、日本語に訳すと「重要業績評価指標」となります。
目標の達成に向けてどれくらいの進捗なのかを、客観的に把握するための指標(数値)のことです。
例えばECサイトで「売上●●万円達成」という目標があったら、目標達成に必要な要素として「アクセス数△△△獲得」や「購入単価○○円アップ」というのがKPIとして考えられます。

目標達成に必要な要素を数値で確認できるのが、KPIです。

KGIとは

KPIと似たような言葉でも、KGIは意味が異なります。
KGI(Key Goal Indicator)は、日本語にすると「重要目標達成指標」と表せます。
つまりKGIは組織の最終的な目標となる、数値指標のことです。

KGIが最終目標であるのに対して、KPIはKGIを達成するための中間の目標といえます。

KGIとKPIは相互に関係しており、例えばKGIが「年間売上○%増」であれば、KPIは「リピート率××%増加」「CV率△倍」など、KGI達成のために必要な数値(目標)がKPIです。

つまり、KGIが決まっていないとKPIの内容も決まらないので、KPIを考える際はKGIを設定しましょう。

KSFとは

KPIやKGIと似たような言葉として、さらにKSFがあります。

KSF(Key Success Factor)は、日本語で「重要成功要因」といいます。
KSFとは、KGIを達成するための要因を言語化したものです。

例えば、KGIの達成が「売上アップ」であれば、KSFは「訪問客を増やす」「リピーターの獲得」と言語化できます。

そして、KSFを数値の目標として落とし込んだものがKPIです。
KSFが「訪問客を増やす」という場合、KPIは「アクセス数△△△獲得」と具体的な数値になります。

KGIは最終的な目標、KSFはKGIを達成するために必要なこと(要因)、KSFを具体的な数値目標としたものがKPIといえるでしょう。

ECサイトにおけるKPIの重要性

ECサイトでもKPIを設定したほうがいいと聞きますが、それはなぜなのでしょうか。
主な理由を2つご紹介します。

目標達成のために何をすべきかが明確になる

ただ「売上アップを目指そう」という目標を立てただけでは、何をすべきかが曖昧なままです。
数人で運営していた場合「売上アップ」という目標を掲げても、人によっては売上アップとは関係のない行動を取ってしまう可能性もあります。

KPIを設定することで「購入数○○件」「アクセス数△△△獲得」という具体的な数値がわかるので、KPI達成のために何をしなければならないかが明確になり、チームでも共通認識を持ちやすいです。

また、目標達成のためにやるべきことが定まっているため、キャンペーンやイベントをはじめとする施策の計画も立てやすくなります。

目標に対する進捗が把握できる

KPIは、最終目標を達成するための中間となる目標を数値で表したものです。
そのためKPIの数値を見れば、最終的な目標を達成できそうかどうかが、わかります。

もしKPIの状況が定めた数値とかけ離れているようなら施策を追加するなど、最終ゴールを達成するための改善案を考えることもできます。

KPIがなければ、目標が期日までに達成できそうか、どのKPIの進捗が悪いのかなどを把握できないので、何らかの手を打つのは難しいです。

KPIがあれば最終目標を達成するための進捗を確実に把握したり、改善案を考えたりすることができるでしょう。

ECサイトの売上を上げるための最重要KPI

KPIが重要ということはわかりましたが、ECサイトではどのようなKPIを設定すれば良いのでしょうか。
ECサイトにおいてはまず何よりも売上を重視する方が多いと思いますので、その場合は以下の3つのKPIが大切になります。

  • ・アクセス数(訪問者数)
  • ・購入率(コンバージョン率)
  • ・購入単価(客単価)

売上を上げるためのKPIのそれぞれ意味と、重要な理由を解説していきます。

アクセス数(訪問者数)

アクセス数とは、ECサイトを訪問したユーザーの数です。
通常は「1日」や「1ヵ月」のように、期間を区切ってサイトへの訪問者数を確認します。

商品を購入してもらうためにはまず、人々がサイトへ訪れることが大前提のため、アクセス数は売上を上げるための重要なKPIの1つといえるでしょう。

また、ページごとのアクセス数を分析すればどのページに訪問者が多いのかがわかるので、ECサイトのデザイン改善などにも役立てられます。

アクセス数を増やす方法

ECサイトの訪問者数であるアクセス数を増やす集客の方法としては、次のような手段が考えられます。

  • ・Googleショッピング広告などのWeb広告を出稿する
  • ・SNSを運用して商品やショップの存在を多くの人に知ってもらう
  • ・SEO対策を行い検索結果でショップが上位に表示されるようにする

より多くの人に知ってもらうため、ショップや商品を露出することがアクセス数アップにつながります。

方法ごとに特徴は異なり、SNS運用やSEO対策は効果が表れるまでに時間がかかるものの、無料で始められます。
一方、短期間でアクセス数を増やしたい場合は有料の広告出稿が向いています。

購入率(コンバージョン率)

購入率は、ECサイトを訪問したユーザーのうち、実際に商品が購入された割合を表し、コンバージョン率(CVR)ともいいます。

集客が成功して多くの人がECサイトに訪れるようになったとしても、購入につながらなければ売上は伸びません。
アクセス数と同様に購入率も、売上を作るために重視すべき指標です。

購入率を上げる方法

購入率を上げるには、以下の方法が考えられます。

  • ・購入しやすいサイトデザインや導線に改善する
  • ・ユーザー目線で商品情報や画像を充実させる
  • ・買いやすい(人気の)決済方法を導入する
  • ・口コミを増やして安心して購入してもらえるようにする

どの方法も共通しているのが「ユーザーファーストのサイトにする」ための工夫だということです。

訪問ユーザーにとって見づらかったり商品の検索や購入がしにくかったり、商品情報が不明瞭だと、不便さのせいですぐに離脱されてしまいます。

また、住所など個人情報の入力が必要ないID決済を導入することで、よりスムーズな買い物が可能になります。
初めての購入が不安なユーザーに対しては口コミを充実させることで安心感を与え、購入を促せるでしょう。

このようにユーザーの立場に立った細かい工夫が、購入率をアップさせるのです。

購入単価(客単価)

購入単価は、ユーザー1人あたりの平均的な購入額のことです。

当たり前ですが、同じ購入者数でも購入単価が高いほうがECサイトの売上は多くなります。

なお、ECサイトの売上の方程式は下記のように、アクセス数と購入率、そして購入単価の掛け合わせで表すことができます。

  • ECサイトの売上=アクセス数(訪問者数)×購入率(CVR)×購入単価(客単価)

このように、訪問者数や購入者数に加えて1回の買い物の額である購入単価も売上を構成する要素となっているため、顧客の購入額を自然な形で促す施策をしていくことも大切です。

購入単価をアップさせる方法

購入単価を上げるため、以下のような方法がよく用いられます。

  • ・セット商品や割引でまとめ買いを促す
  • ・同じ種類でも、より高額な商品の購入を提案する(アップセル)
  • ・関連性のある商品の購入をすすめる(クロスセル)
  • ・一定金額以上の購入は送料無料にする

無理やり買わせるのではなく、お得感や納得感のあるように商品を提示して、ユーザーが他の商品も合わせて買いたいと自然な形で誘導するのがポイントです。

なお、ここまでで紹介したようなアクセス数・購入率・購入単価の対策については、「ネットショップの売上をアップする14の方法」の記事でさらに多くの方法を紹介していますのでぜひご覧ください。

その他にECサイトのKPIは何がある?

先ほどはECサイトの売上に直結する最重要KPIをご紹介しました。
他にはどのようなKPIがあるのでしょうか。

売上・利益に関連するもの、顧客獲得・行動に関連するもの、ECサイト運営に関連するものの3つに区分して、代表的なKPIを紹介します。

売上・利益に関連するKPI

売上や利益に関連するKPIとしては、主に以下のものが挙げられます。

  • ・カゴ落ち率
  • ・LTV
  • ・リピート率
  • ・売上総利益

それぞれについて、どのようなものか解説していきます。

カゴ落ち率

カゴ落ち率とは、ECサイトの訪問者がカートに商品を入れたまま購入まで至らなった割合のことで、カート離脱率と同じ意味です。

カゴ落ちの理由として、(合計金額の画面で)送料が予想以上に高かった、会員登録が求められて面倒になった、発送までの日数が長かったなどがあります。
商品自体には魅力を感じていたものの、購入の過程でユーザーに何らかの不都合が生じたことが主な理由に挙げられます。

ある調査によると、カゴ落ち率は約7割といわれているほど頻繁に発生しているため、カゴ落ち率を下げることで、売上や利益が向上するでしょう。

カゴ落ちを防ぐ方法など詳しくは、「カゴ落ちとは?」の記事をご覧ください。

LTV

LTV(Life Time Value)は、日本語で「顧客生涯価値」という意味で、顧客1人が自社のECサイトへ生涯にわたって支払う費用のことです。

LTVは、中長期的な指標として活用できます。
LTVが安定していれば、将来的な売上の見通しも立てられるでしょう。

ECサイトの安定した収益化のためには、顧客単価アップやリピートの促進などにより、LTVを上げていくことが求められます。

リピート率

リピート率とは、ある一定の期間にサイトで商品を購入した顧客のうち、過去にも購入したことがあるリピーターの割合を表します。

ECサイトの売上を伸ばすには新規顧客の獲得も重要ですが、収益安定化のためには一定のリピート率を維持することも大切です。
なぜならリピーターを獲得するほうが、新規顧客よりも獲得コストを低く、効率が良いためです。

リピート率を向上させるには、会員ランクを設ける、キャンペーンを実施するなどの方法があります。
リピート率についてさらに知りたい方は、「リピート率とは?」の記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。

売上総利益

売上総利益とは、売上高から商品の仕入れコスト(商品原価)を差し引いた金額です。
商品代は含めないため、商品を販売して得た純粋な利益(粗利益)ともいえます。

売上総利益をKPIとして測定することで、商品を売ることでどれくらいの利益が出ているのかがわかったり、粗利益の改善施策を立てるのに役立ったりします。

きちんと利益が出ていないとECサイト運営も継続できなくなってしまうため、売上総利益をKPIとして計測することをおすすめします。

顧客獲得・行動(マーケティング)に関連するKPI

顧客獲得・行動(マーケティング)に関連するものには以下のKPIがあります。
いずれも、ユーザー行動の傾向を見るのに重要な指標です。

  • ・回遊率
  • ・滞在時間
  • ・直帰率
  • ・トラフィックソース(流入経路)
  • ・メルマガの購買者数

順を追って、1つずつご紹介していきます。

回遊率

回遊率はECサイトの訪問者が、同じサイトで何ページ見て回ったか(PV数)を表す指標です。

回遊率が高ければ、ユーザーがサイト全体に興味を持ち多くのページを見てくれ、サイトや商品に魅力を感じてくれたといえます。

一方、回遊率が低いということはサイトをすぐに離脱してしまっている状態なので、使い勝手が悪かった、商品が思っていたものと違っていた、ということが考えられます。

つまり回遊率はサイトに対する顧客満足度(ユーザビリティの充実度)にもつながるので、回遊率を計測することで、サイトを改善したほうがいいかの検討材料となります。

滞在時間

滞在時間は、顧客がサイトを訪問してから離脱するまでの時間のことです。
そのため回遊率と密接な関係で、滞在時間が長ければ回遊率も高いことが多いでしょう。

滞在時間が長いということは、サイトの使い勝手が良くユーザーがサイトに魅力を感じてもらえていると考えられます。

滞在時間が短い場合は、顧客ニーズと合わなかった可能性や興味を抱かれなかった可能性があります。

ただし、滞在時間が短いからといって、単純にECサイトの良し悪しは判断できません。
滞在時間が短くても、すでに購入を決断していて、ECサイト訪問後すぐに商品購入に至った可能性もあるためです。

回遊率と合わせて計測することで、サイトでのユーザーの傾向がつかめるでしょう。

直帰率

直帰率は、同じサイトのほかのページに移動することなく、ユーザーが訪問したサイトから離脱した割合を表します。
回遊率とは反対の言葉といえるでしょう。

ユーザーが直帰することなくサイトを見て回ってくれればいずれかのタイミングで購買を促す機会も得られるため、できるだけ直帰率は低いほうがよいとされます。

直帰率を下げるには、パット見でのサイトの見やすさを改善したり表示速度を早くしたりなどの工夫が効果的でしょう。

ただし、LP(ライティングページ)の場合は購入まで直結しているサイトもあるため、直帰率の低さのみでユーザーの行動や良し悪しを測れるわけではありません。

トラフィックソース(流入経路)

トラフィックソースは、ユーザーがどのようにしてECサイトに訪問してきたのかの流入経路のことです。

検索結果からたどりついたのか、広告から流入してきたのか、SNSをきっかけに訪問したのかなど、どの経路からの流入が多いのかを示す指標です。

KPIとして設定する場合は、「SNS流入を○%アップさせる」など、ECサイトが力を入れている流入経路を決めたうえで計測していきます。

メルマガの購読者数

メルマガの購読者数は、ECサイトのメールマガジンの受信登録をしているユーザー数のことです。
すでにサイトや商品に興味を抱いている顧客の数で、見込み顧客数ともいえます。

ただし購読者だけが多くても、実際にメールを見てもらえていない可能性もあります。
そのためメルマガの購読者数だけでなく、開封率などのほかの指標ともあわせて確認することが大切です。

ECサイト運営に関連するKPI

ECサイトの運営業務でもKPIを設定することで、売上や利益の改善につながります。
例えば以下のような在庫管理に関する指標は、売上や販売状況に大きく関連します。

  • ・過剰在庫
  • ・在庫欠品率

在庫における主な2つのKPIについて説明します。

過剰在庫

過剰在庫は、その名の通り在庫がどれほど多くなってしまっているのかを表します。

商品の単純な在庫数だけでなく、在庫として保管されている期間、回転率(どのくらいの速さで商品が売れていくか)などで、過剰在庫かどうかを判断します。

売れていない在庫を多く抱えると、仕入れた商品が無駄になるだけでなく、保管する倉庫の費用や廃棄するためのコストがかかり、利益を圧迫してしまいます。

過剰在庫になっている場合は、発注数の見直しのほか、あまり売れていない商品は商品自体の入れ替えなどの改善をすることで、在庫管理にかかるコストを削減できるでしょう。

在庫欠品率

在庫欠品率とは、在庫が不足してしまったために、商品を提供できなかった割合のことです。
在庫欠品率が高いということは、それだけ販売の機会が失われているということになります。

単純に売上が下がるだけでなく、いつも欠品していることで顧客が離れていってしまう、欲しかった商品が無いため購入しないことで顧客単価が下がってしまうなど、さまざまな問題へと発展します。

在庫欠品をおそれるあまり、過剰に在庫を抱えてしまうと先ほどお伝えしたようにコストがかさんでしまうので、過剰在庫と在庫欠品率は相互にバランスを見ながら調整することが重要です。

ECサイトのKPIを設定する際の2つのポイント

ECサイトにおけるさまざまなKPIを紹介してきました。
ここからは実際にKPIを設定する際、より確実なものにするための2つのポイントをご紹介します。

SMART原則に沿って設定していく

KPIを設定する際、目標は高いほうがいいと考えて、実際には達成が難しいような指標にしてしまうということもあるかもしれません。

そのようなことを防ぐためには、以下のSMART原則に沿って設定してみましょう。

SMARTは上記の図のように、Specific(具体的な)、Measurable(測定可能な)、Achievable(達成可能な)、Relevant(関連性)、Time-bound(期限)の頭文字をとった言葉です。

KPIを設定した後(設定する際)にSMART原則と照らし合わせて、無理のない目標かどうかを確認しましょう。

実現不可能なものや測定不能なものをKPIに設定してしまうと、KPIが活用できないので意味がありません。

いきなり高い目標を掲げるのではなくSMART原則のすべての項目を満たすような、現実的で適切なKPIを設定して、ECサイトを少しずつ改善していきましょう。

KPIツリーを設定する

KPIツリーとは、下記のようにKGIを達成するためにKPIを木の枝葉のように設置した図です。


ツリーの頂点に最終目標であるKGI(上記の図では「売上」)を置き、KGIを達成するために必要な要素(KPI)をKGIの下にツリー状に並べていきます。

KPIを設定する際に、ぜひKPIツリーも考えてみましょう。

KPIツリーを作るメリット

KPIツリーを作ると、以下のようなメリットがあるといわれています。

  • ・課題を明確にできる
  • ・情報を共有しやすくなる
  • ・担当者が自分の役割を認識しやすい

KPIツリーは目標につながる指標をツリー状に並べるため、目標達成に向けて何が不足しているのか、洗い出しやすいです。

図に書いてあるKPIを上から順に検証していくことで原因にたどり着くので、課題を明確にできるでしょう。

さらに図式化されていることから、パッと見れば何をすれば良いのかチーム内で情報を共有しやすいのもKPIツリーのメリットといえます。

また、KPIと共にKPIツリーにも名前を書いておけば担当者も明確になり、自分の役割だと認識してKPI達成に励めるでしょう。

ECサイトのKPIはツールを使って分析しよう

ECサイトのKPIは、ツールを利用すると手軽に計測できます。
ここではおすすめのツールを2つご紹介します。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、Webサイトのアクセス情報を確認・分析できる無料のツールです。

ユーザーの訪問状況(アクセス数、新規ユーザー比率、リピート率、滞在時間、直帰率など)と、トラフィックソース(流入経路、流入キーワード)はもちろんのこと、購入率や売上などECサイトの売上に直結するKPIも確認できます。

もっとも有名な分析ツールですので、ECサイトのKPIを設定したらまずはGoogleアナリティクスを使ってみましょう。

カラーミーアナリティクス

カラーミーアナリティクスは、カラーミーショップで作成したECサイトのアクセスや売上関連の情報を収集・分析できるツールです。

日別や月別の訪問者数、商品別の閲覧数や注文件数、注文商品数、購買率、客単価などの情報を収集できます。
通常であれば複雑な設定が必要なSSLページのアクセスログも取得可能です。

売上アップに重要なKPIや売上・利益に関連するKPIの分析、または進捗の把握などに便利です。

レギュラープラン以上は無料で利用いただけますので、もしカラーミーショップをご利用中でまだの方は、ぜひカラーミーアナリティクスを使ってみてくださいね。

まとめ

ECサイトの目標を達成するために必要なKPIについて紹介してきました。

KPIを設定することで、目標に対して何をすれば良いかが明確になったり、目標達成までの進捗が把握できたりするなどのメリットがあります。

ECサイトの売上アップのためのKPIは「アクセス数(訪問者数)」「購入率(コンバージョン率)」「
「購入単価(客単価)」の3つです。
まずはこのKPIの測定から始めてみましょう。

またKPIの指標を決める際は、SMART原則に基づいた実現可能な数値にすることが大切です。

さらにKPIツリーを利用することで、さらに目標達成しやすくなります。

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ECサイト分析の手法解説!売上向上で見るべき指標・項目やツールなど基本を紹介!

ECサイトの分析というと難しそうなイメージですが、運営するためには必ず行ったほうがいいといえます。
なぜなら、ECサイトを分析することでショップの改善点や顧客の動向などが把握できるからです。
この記事では、ECサイト分析は何なのかやツールなど、基本をご紹介します。

ツクルくん
ツクルくん

ECサイトで成功するにはECサイトの分析が重要だと聞いたけど、どうやって進めていけばいいんだろう?

カラミちゃん
カラミちゃん

初めての場合はどこから手を付けていいのか、わからないですよね。今回はやり方の手順や取り組みやすくなるポイントなどをご紹介します。

目次

  • ECサイトの分析とは何?
  • ECサイトの分析を行う目的・メリット
  • ECサイトの分析のやり方・手順
  • 無料で使えるおすすめのECサイト分析ツール
  • ECサイト分析で見るべき項目や指標(KPI)
  • 【有識者からアドバイス】ECサイト分析に取り組みやすくなるポイント
  • まとめ

ECサイトの分析とは何?

ECサイトの分析とは、ECサイトにアクセスした人数や訪れたユーザーのデータを収集して、現状を把握することです。

分析したデータを見ればECサイトの課題が明確になり、改善することで顧客満足度の向上や売上アップを目指せます。

ECサイトの分析でわかること

ECサイトを分析すると、アクセス数やユーザーデータなどが把握できるとお伝えしましたが、詳しくは以下のような情報が得られます。

  • ・どのような経路でECサイトに辿りついたユーザーが多いか
  • ・ECサイト内のページが平均でユーザーに何ページ見られているか
  • ・ECサイトのどのページを訪問するユーザーが多いか
  • ・性別・年齢・居住地など、どのような属性のユーザーが多いか
  • ・商品購入など行動に至ったユーザーがどのくらいいるか
  • ・顧客の平均単価はどれくらいか など

実店舗だと、顧客がどのような行動を取っているのかや顧客の属性までは把握できませんが、ECサイト(Webサイト)ではさまざまなデータが取得できるので、ECサイトの分析をきちんと行うことは重要です。

ECサイトの分析を行う目的・メリット

ECサイト分析はどのような目的を持ち、行うことでどんなメリットがあるのでしょうか。
1つずつご紹介します。

ECサイトの改善点がわかる

ECサイトの売上につながるポイントは数多く存在します。
そのため売上を上げようと思った際、手あたり次第に改善すべき部分をピックアップしていくのは大変ですし、効率が悪いです。

ですがECサイトを分析すれば、数値として現状を把握できるようになるので、アクセス数や購入率、顧客単価など、どの部分に問題があるのかすぐにわかります。
データを数値化できることから、ECサイトの状況を客観的に捉えやすいでしょう。

ECサイトの現状を測定し分析することによって、課題や改善点を特定しやすくなるのが大きなメリットです。

ECサイトの売上アップにつながる

ECサイトの分析により改善点が明確になるので、「集客が足りていない」「商品ページをわかりやすくする必要がある」など、具体的な対策を打ちやすくなります。
浮き彫りになった課題を改善していけば、売上アップも期待できるでしょう。

また、ECサイトの分析は、過去の施策の効果を測るのにも有効です。
特別セールやキャンペーンなど過去の施策を分析することによって、効果が現れている施策と、あまり効果のない施策を把握できるので、次回からさらに有効な施策が打てるようになります。

業務の効率化やコスト削減に役立つ

ECサイトのデータ分析は業務効率化にも役立ちます。
例えば、顧客の行動を分析することで、運営側が行っている業務において購入に結びつくものと結びつかないものが明確になり、無駄な作業を洗い出せます。

重要でない業務は自動化することなどにより、業務効率化を実現できるでしょう。

ECサイトは少人数で運営するケースも多いと思います。
限られた人的リソースを効果的に配置して運用するためにも、データ分析を元に業務を見直し、効率化やコスト削減を目指しましょう。

ECサイトの分析のやり方・手順

ECサイトを分析することの重要性やメリットを把握したところで、ここからは実際にどのように分析を行っていくのかをご紹介します。

初めての方は、以下の手順に従って分析に取り組んでみてください。

分析する目的や課題を決める

目的や課題が曖昧なままECサイトの分析を始めると、どのような数値を見ればいいのかが定まりません。

そのため「ECサイトの売上を上げたい」「広告を打っているので、効果を確かめたい」など、何らかの目的や課題を持っておくと分析の方向性が決まるでしょう。

ただし、先ほどお伝えしたように「分析することで自社のECサイトの課題が見つかる」という側面もあるため、最初から課題がわからない方も多いと思います。

その場合はまず、ユーザーの「購入に至るまでの一連の行動」を分析してみるのがおすすめです。

集客(流入経路)→TOPページ→商品ページ→カートへの保存→購入という流れを見れば、「そもそも集客が足りていなかった」「商品ページでの離脱が高い」など、売上につながらない理由が見えてくるでしょう。

分析する指標を設定する

ECサイトを分析する目的やサイトが抱える課題がおおよそ決まったら、それに基づき分析する指標を設定していきます。

例えば集客力アップを目的にするのであれば、まずはどの経路からどれくらいの流入があるのかを調べてみましょう。

この後、分析すべき指標(ECサイトのKPI)の具体例も紹介するので参考にしてみてください。
指標は数多く存在するため、分析の目的と関連性の高い指標を設定することが重要です。

分析ツールを選ぶ

分析ツールには、ユーザーの行動分析に強いツール、ヒートマップなど視覚的な分析が得意なツール、AIを活用したツールなどさまざまなタイプがあります。

ツールごとに特徴が異なりますので、比較検討したうえで分析したい指標を効果的に測定できるツールを選択することが、ECサイトの分析をスムーズに行うコツです。

無料のツールと有料のツールがあるため、費用や機能も踏まえながら自社に適したツールを選択しましょう。

ECサイトのデータを収集・分析する

準備が整ったら設定した指標のデータを集めた後、導入したツールでデータを分析します。
当初設定した指標以外でも、もし可能であれば関連しそうなデータを収集しておくと、分析する際に役立つかもしれません。

また、関連する指標やデータを取ってみると意外な発見をすることもあるでしょう。

ツールを使えばさまざまなデータを把握できますので、目的や課題に関連しそうな指標は計測しておくことをおすすめします。

データを元に改善案を考える

分析ツールの分析結果から、なぜその値なのか(なぜ値が高いのか、あるいは低いのか)仮説を立て、改善のための施策を考えます。

例えば、サイトの回遊率が低く販売機会の損失が起きていると考えられる場合は、サイトの使い勝手の改善などが検討できるでしょう。

分析したことで複数の課題が浮かび上がった場合、いきなり全てに着手するのではなく優先順位を決めて取り組みましょう。
改善することで、より売上に効果が現れそうな施策から優先して実行していきます。

効果検証を行う

分析を元に改善を行ったらそれで完了ではありません。
改善の内容が正しかったのを確かめるためにも、一定期間経ったら効果検証を行いましょう。

改善後にデータ分析を行い、施策の実行前と実行後でどのような変化があったのか、あるいは変化がなかったのか測定し、改善策が有効だったのか検証します。

改善したにもかかわらず思うような結果が得られない時は、場合によっては効果が現れるまでに時間がかかるため、時間をおいて改めて測定してみても良いかもしれません。

ですがしばらくしても結果を得られない場合は、まだまだ改善の余地があると考えられるため、「課題に対して新たな改善策を実施し、しばらくしてから効果検証を行う」を繰り返します。

初めから改善がうまくいかなくても、トライ&エラーを繰り返すうちに正しい改善の方向がわかり、課題を解決できるでしょう。

無料で使えるおすすめのECサイト分析ツール

ECサイト分析のツールは、無料・有料含めて数多くあるので、どれを使っていいか迷ってしまいますよね。

まずはECサイト分析がどのようなものか試してみたい方向けに、ここでは無料で使えるおすすめの基本ツールを3つご紹介します。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスはアクセス状況の分析ツールで、ECサイトの分析ツールの中で最も有名です。

ECサイト(Webサイト)の訪問者数やユーザー行動などが把握でき、具体的には流入経路、アクセス数、アクセスしたユーザーの属性、CV数などがわかります。

Googleアナリティクスの使い方に関する書籍やブログ記事なども多数ありますので、初めての方でも学びやすいツールでしょう。

Google サーチコンソール

Google サーチコンソールも無料で使える分析ツールです。
Googleアナリティクスは主にWebサイトに訪れた後のユーザー行動を分析するのに対し、Googleサーチコンソールはサイトの表示順位、サイトが表示された際の検索キーワードなど、ユーザーがWebサイトに流入する前のデータを取得・分析できるツールです。

自社製品のニーズがあるユーザーに検索結果からサイトへ訪れてもらうためのSEO対策で、Googleサーチコンソールは活用できるでしょう。

Microsoft Clarity(ヒートマップ)

ヒートマップとは、Webサイトのとあるページを読んだユーザーの行動を可視化できるものです。

一般的なヒートマップでは、ユーザーが熟読している部分は色が濃くなり、あまり読まれていない部分は色が薄くなったり、ユーザーが読むのを止めてしまった部分やクリックされた部分がわかったります。

Microsoft Clarityは、Microsoftが提供する無料のECサイト分析ツールです。
ヒートマップ機能以外にも、アクセスしてきたユーザーに関する情報をまとめて閲覧できるダッシュボード機能などもあります。

完全に無料で使えるツールのため、ヒートマップ機能を試してみたい場合は、まずはMicrosoft Clarityがおすすめでしょう。

ECサイト分析で見るべき項目や指標(KPI)

ECサイトを分析する際に見たほうが良い主な指標をご紹介します。
ECサイト運営を行っている方なら、聞いたことがある言葉も多いと思います。どのような意図で計測するべきかも確認しましょう。

アクセス数

アクセス数とは、一定の期間にユーザーがサイトを訪問した回数を表します。
一定期間に訪れたユーザー数のみを表す「ユニークユーザー数」、ページが表示された回数を示す「PV数」のように、アクセス数は厳密には複数に分類できます。

誰かに訪れてもらわなければ売上は立たないため、アクセス数は売上を構成する重要な要素です。
ショップのアクセス数が低い場合は、まず集客に取り組むことをおすすめします。

流入経路

流入経路とは、ユーザーがどのような経路でサイトに訪れたのかを示す項目です。

Webサイトの流入経路は一般的に、Googleなどの検索結果からの流入、検索エンジンに表示される広告からの流入、SNSからの流入などがあります。

広告を打った後やオウンドメディアを立ち上げた後など、集客施策の効果を検証する際に流入経路を調べることが多いでしょう。

利益率

利益率は、ECサイトの売上に対する利益の割合のことです。
利益率の計算に必要な利益は、ECサイトの売上高から経費を差し引いて計算します。
商品に同梱するチラシなどは見落としやすい経費のため、計算する際に注意しましょう。

ECサイトの運営は利益を出さないと継続できないため、どれくらいの期間でいくらの利益が出ているか把握し、利益が少ない場合は各部門のコストを見直して、利益率の改善をすすめます。

コンバージョン率(CVR)

コンバージョン率は、サイト側が設定したユーザー行動の最終的な成果(コンバージョン)がどのくらいの割合で達成されたかを示す項目です。

ECサイトにおけるコンバージョンは商品の購入とされることが多いですが、企業対企業のBtoB ECサイトの場合は即時購入がほとんど無いので、「商品への問い合わせ」「製品資料のダウンロード」などもコンバージョンとして設定されます。

なお、ECサイトのコンバージョン率は、購入率にも置き換えられるでしょう。

コンバージョン率はアクセス数と同様、売上を構成する重要な指標です。

顧客単価

顧客単価とは、顧客1人あたりの平均的な購入金額のことです。
売上高を購入者数で割ると、顧客単価が算出できます。

ECサイトの売上を構成するのは、アクセス数とコンバージョン率、そして顧客単価の3つの要因です。

アクセス数やコンバージョン率が良くても、顧客単価が低いとなかなか売上がアップしませんので、顧客単価を上げる工夫を行いましょう。

例えば、同じカテゴリのより高額な商品の提案(アップセル)や、関連商品の提案(クロスセル)などは顧客単価を上げるのに有効とされています。

アップセルやクロスセルについて詳しくは「アップセル・クロスセルとは?」の記事で概要や方法を紹介していますのでご覧ください。

リピート率

リピート率とは、一定の期間における新規顧客のうちリピートしてくれた人の割合です。
ECサイトの売上を伸ばすには新規顧客の開拓が重視されがちですが、獲得のハードルが高く獲得単価も高いです。
一方、リピーターのほうが新規顧客に比べ低コストで獲得できるため、安定的な収益を得るためにはリピーターを増やすことも大切でしょう。

リピーターになってもらうには、初回の購入時に次回使えるクーポンを発行したり、メルマガに登録してもらったりといった方法があります。

リピート率についてやリピーターの増やし方について詳しくは「リピート率とは?」の記事をご覧ください。

離脱率

離脱率は、ユーザーが特定のページ(画面)を最後に見て、離脱してしまった割合を示します。
もしユーザーが訪れて1ページ目で離脱してしまった場合は、直帰率とも言い換えられます。

離脱率が高かったとしても、そのページが購入完了ページであれば、購入が終わったらサイトを閉じるのは当たり前なので問題はありません。
ですが、もし商品ページで離脱率が高かったとすると、「商品が気になって見たが商品の詳細がわかりにくかったため購入をあきらめた」「購入ボタンがわかりづらいので、購入を止めた」といった問題が考えられます。

ページごとの離脱率を測定することによって改善すべきページが把握できるので、売上が伸び悩んでいる場合、どのページでの離脱されやすいのかを調べればECサイトの課題が見えてくるでしょう。

【有識者からアドバイス】ECサイト分析に取り組みやすくなるポイント

ECサイトの分析を始めようと思っても、難しそうでなかなか取り組みづらいですよね。
そのためここでは、Web分析のプロであるWebアナリストの小川卓さんのインタビューを元に、ECサイトの分析が取り組みやすくなるポイントをご紹介します。

1.施策を行ってから効果検証のために分析する

データの分析を行ったことが無いので、なかなかECサイトの分析に手が出せないという人も多いでしょう。
そのような場合、いきなり分析を始める必要はありません。

まずは、「サイトの商品ページを充実させて改善を図る」「口コミを集める取り組みを行う」など、何らかの施策を打ってから効果を検証するために分析をやってみるという、パターンでも大丈夫です。

施策をベースに分析するので、コンバージョン率やアクセス数などの指標で評価するのかが決めやすいでしょう。
チェックしたデータが蓄積したら見返すことで、その施策がうまくいったか評価することができます。

2.身近な人に使用感をヒアリングする

ECサイトの分析といっても、難しく考える必要はありません。
例えば、身近な人にECサイトを利用した感想をヒアリングすることも分析の一環になります。

分析したいECサイトの利用が初めての人に使ってもらい、商品を購入したいと思えたか、購入したいと思わなかった場合は「サイトのどこがわかりづらかったか」「値段が高いと感じたか」など、その理由を詳しくヒアリングします。

ECサイトを知らない人に新鮮な目で試してもらい、感じたことを素直に話してもらうことも、ユーザー心理の理解につながります。
ユーザーの気持ちが把握できれば、サイトの改善にも役立てられるでしょう。

なお、見てもらう時間はユーザーの平均的な滞在時間である5分程度がおすすめです。

小川さんのインタビュー記事を読めばさらにECサイトの分析について理解が深まるため、下記の記事も合わせて読んでみてくださいね。

アクセス解析って重要?ネットショップ改善に必要なデータ分析方法を小川さんに聞いてみた。
続きを見る

まとめ

ECサイトの分析は、ECサイトを改善して売上を伸ばしていくために重要です。
分析と聞くと難しいと感じる方もいるかもしれませんが、さまざまな方法があり、身近な人からのヒアリングが改善のヒントになることもあるでしょう。
難しく考えすぎず、取り組みやすい方法から始めるのがおすすめです。

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オウンドメディアの立ち上げ方7つの手順!かかる費用や事前準備についても解説

大手企業では当たり前となっているオウンドメディア。中小企業やECサイトでもオウンドメディアを始めるところが増えています。
ですが、オウンドメディアを急に立ち上げることになっても、どうしたらいいのかわからないですよね。
そこでこの記事では、オウンドメディアの大まかな立ち上げ手順や事前準備、費用についてご紹介します。

ツクルくん
ツクルくん

オウンドメディアの立ち上げの手順とか費用とか全くわからないや。

カラミちゃん
カラミちゃん

まずは事前準備をして大まかな7つの手順に沿えば、オウンドメディアは形になりますよ。ぜひ参考にしてください。

目次

  • オウンドメディア立ち上げの必要性とその役割
  • オウンドメディア立ち上げ前の準備
  • オウンドメディア立ち上げの7つの手順
  • オウンドメディア立ち上げにかかる費用と相場
  • 効果測定と改善施策
  • オウンドメディア立ち上げを成功させるポイントと注意点
  • まとめ

オウンドメディア立ち上げの必要性とその役割

立ち上げや運営に工数がかかるにもかかわらず、多くの企業がオウンドメディアに取り組むのはなぜなのでしょうか。
まずはオウンドメディアの基本的な理解を深め、立ち上げたほうがいい理由を理解しましょう。

オウンドメディアとは

オウンドメディアとは、主に企業が自身で所有し、自由にコンテンツを更新できる全てのメディアのことを指します。

形態としては自社Webサイトやブログ、SNSアカウントなどがありますが、オウンドメディアというとホームページとは別の「Webサイト」や「ブログ」の意味で使われることが多いです。

オウンドメディアの特徴は、情報の発信者が運営主体者であるため、正しい情報を発信したり更新タイミングを自由決められたりすることです。

情報を自社でコントロールできるため、企業のブランドイメージや商品認知度を高める効果的なツールといえます。

オウンドメディア立ち上げの意義(メリット)

今では企業のマーケティングでは、オウンドメディアの存在が欠かせません。

オウンドメディア立ち上げの最大のメリットは、「顧客との直接的なコミュニケーションが可能」になることです。

一方的な情報発信ではなく、ユーザーの反応や意見を直接収集して商品開発やサービス改善に役立てることができます。

また、自社で情報発信を行えば「ブランドイメージの強化」も期待できます。
自社の強みや魅力を伝えることでユーザーの理解を深め、長期的な信頼関係を築けるでしょう。

さらに、「SEO効果」も見逃せません。
適切なキーワードを狙ったコンテンツを掲載すれば、自然な形での検索エンジンへの露出が増え、新たなユーザー獲得へとつなげられます。

企業にとってオウンドメディアは、さまざまなメリットをもたらす重要な取り組みといえます。

オウンドメディア立ち上げ前の準備

オウンドメディアをスムーズに立ち上げるには、いくつか準備しておくことが大切です。
どのような下準備が必要なのか、1つずつ見ていきましょう。

目的とコンセプトを明確にする

オウンドメディア立ち上げの準備で最も重要なのが、その目的とコンセプトを明確にして全体の方向性を決める基盤を作ることです。

目的とは「なぜオウンドメディアを立ち上げるのか」と聞かれた時の答えとなる事柄です。
「新規顧客獲得」「顧客との関係性の構築」「ブランドイメージの向上」など、具体的なビジネスゴールを設定しましょう。
事業戦略と連動させることで、より効果的なオウンドメディアを運営が叶います。

また目的に基づき、「どのようなオウンドメディアを立ち上げるのか」の軸となるコンセプトも必要です。

商品やサービスの特性、ターゲットとなるユーザーの属性やニーズなどを考慮したうえで、どのような内容や情報を提供するか、どのような価値を発信するかを定めます。

目的やコンセプトを明確に設定することでオウンドメディアの方向性がはっきりとし、一貫性のあるコンテンツ作りが可能になります。

ターゲットやペルソナを設定する

目的やコンセプトだけでなく、「ターゲット」と「ペルソナ」の設定も必要です。

ターゲットは、「どのような人々に向けて情報を発信するか」ということです。
ターゲットを設定することで、ユーザーが求める情報を的確に提供しやすくなります。

例えば、若年層向けのファッションブランドのオウンドメディアであれば、ターゲットは20代の女性といった具体的な設定ができるでしょう。

そしてペルソナは、ターゲットをより具体的な人物像に落とし込んだものです。
年齢や性別、仕事や趣味などライフスタイル全般を考えてペルソナを作っていきます。

ターゲットとペルソナを設定することでユーザーへの理解が深まり、ユーザー視点のコンテンツが制作可能になります。

社内での内製か制作会社に外注か体制を決める

社内のリソースを使って内製するか、専門的な知識とスキルを持つ制作会社に外注するのかも、オウンドメディアを立ち上げる前に決めましょう。

内製の場合、社内のスキル向上やコストの抑制が期待できますが、そもそも社内に制作や運用を行えるリソース(人材)がないと叶いません。

一方、外注の場合、プロである制作会社がクオリティの高いオウンドメディアを提供してくれますが、費用が高くなりがちです。

また、外注といってもすべて外注するのか一部を外注するのかでも、費用が変わります。

まずは自社のリソースを確認し、予算内に収まる最適な体制を選びましょう。

オウンドメディア立ち上げの7つの手順

準備が整ったら、ここからはオウンドメディアのおおまかな立ち上げ手順を見ていきましょう。
主に7つの手順に分けられます。

1.オウンドメディアのタイプを選ぶ

オウンドメディアには実はいくつかタイプがあり、ブログ形式、ニュースサイト形式、コーポレートサイト形式の3つに分けられます。

ブログ形式は、企業の知見や商品関連のお役立ち情報などを発信するためのものです。
ユーザーに有益なコンテンツを作って記事からの流入を増やすコンテンツSEOとして、多くの企業が取り入れています。

ニュースサイト形式は、自社の最新情報を発信するメディア形式です。
自社が行うキャンペーンや新商品の情報などを主に発信します。
PRの要素があり、新しいニュースを発信することで顧客との接触頻度が増えやすいという特徴があります。

コーポレートサイト形式は、企業情報を詳細に掲載するタイプです。
例えば企業の理念やブランドヒストリーを掲載することで、ユーザーが企業の理解を深められます。
そのため、企業のブランディングやリクルーティングに役立つでしょう。

このようにタイプを挙げましたが、どれか1つに絞る必要はありません。
カテゴリーで分けるなどしてユーザーが見やすいように工夫したうえで、いくつかのタイプのコンテンツを並行して発信すると、よりユーザーが企業を知ることができます。

2.必要な機能を洗い出す

次に、オウンドメディアに必要な機能を洗い出します。
目的やコンセプトに沿って、どのような機能が必要なのかを明確にすることで、後々の作業効率や運用がスムーズになるのです。

記事投稿や編集ができる基本的な機能はもちろんのこと、閲覧者の動向やアクセス数を解析できるアクセス解析機能、SEO対策が行える機能などが挙げられます。

また会員登録やログイン機能があると、会員のユーザーにしかコンテンツが閲覧できなくなるので、会員を優遇する際に役立つでしょう。

必要な機能を洗い出す際は、他社のオウンドメディアを参考にするのもおすすめです。

3.デザインを考える

年齢や性別、興味関心などによってデザインは異なってきます。
はじめに決めたターゲットやコンセプトに合うようなデザインを意識しましょう。

また、Webサイトのデザインとは見た目の美しさだけでなく、ユーザーがサイトを使いやすいと感じるユーザーエクスペリエンス(UX)デザインも含みます。

例えば、情報を探しやすくするためのメニュー構成、直感的に操作できるユーザーインターフェース(UI)などを工夫することも大切です。

また、オウンドメディアは記事コンテンツが中心のため、パッと見で読みづらいと感じるとユーザーはすぐに離脱してしまいます。
読みやすいデザインになるよう、心がけましょう。

デザインは一度作ったら終わりではなく、オウンドメディア運用後もユーザーの反応を見ながら改善を繰り返します。

ユーザーにとって常に使いやすいサイトを提供することで、オウンドメディアの価値が高まったり、ユーザーが好感を抱いてくれたりするでしょう。

4.サイト作成(コーディング)を行う

サイト作成(コーディング)はオウンドメディアのサイト自体を作る重要なフローです。
前段階で決定したデザインや機能を元に、実際にWebサイトを構築します。

オウンドメディアのサイト作成方法は下記のように主に3つあります。

  • ・WordPressなどCMSを利用する
  • ・オウンドメディア構築サービスを活用する
  • ・ブログサービスを使う

CMS(Content Management System)は、誰でも簡単にWebサイトのコンテンツ作成や管理ができシステムで、無料のWordPressが有名です。

WordPressであればカラーミーショップなど、サービスによっては自社サイトと同じドメインでのオウンドメディアが作成できるのでおすすめです。

また、オウンドメディアの構築に特化しているサービスもあります。
システムの知識が無くても簡単にオウンドメディアを立ち上げられますし、各サービス会社がサポートを行ってくれるので、初めての方でも安心です。

もし本格的なものではなく、自社の簡単なお知らせを掲載するためのオウンドメディアを作る場合は、Amebaブログなどブログ作成サービスを使うという方法があります。

一番簡単ですぐにオウンドメディアが始められるものの、デザインの要素はなく自社サイトとの連携も難しいため、集客目的の場合はあまり向いていなといえます。

上記が主なオウンドメディアの作成方法ですが、3つの方法を検討したものの、手順2で洗い出した機能が利用できないという場合もあります。

その際は、外部制作会社に依頼して1からオリジナルのオウンドメディアを作成してもらうことになります。
ただし1から作るとなると、ある程度の費用と時間がかかることを把握しておきましょう。

5.コンテンツマップを作成する

コンテンツマップとは、サイト内で公開する情報(コンテンツ)の構造を可視化したもので、作成することでサイトの全体像を把握できるようになります。
つまり「コンテンツの設計図」といえるでしょう。

作成しないと、必要なコンテンツが抜けてしまっていたり、反対にコンテンツが被ってしまったりします。

まず、記事のメインテーマを決定し、それを軸に副テーマや関連キーワードを洗い出します。

例えば、メインテーマが「健康」であれば、副テーマに「ダイエット」「栄養学」「運動習慣」などが考えられるでしょう。

コンテンツマップの作成は、読者が情報を探しやすい構造を考え、適切にコンテンツを配置するのに役立ちます。

6.記事を制作する

いよいよオウンドメディアのメインとなる記事を制作していきます。
コンテンツマップで全体像を描き、必要なテーマを洗い出したので、次は具体的に記事をどのように制作していくのかをご紹介します。

対策キーワードを選定する

まず検索結果で上位になりたいキーワードを決めてから、そのキーワードを元に構成案の作成→執筆と進んでいきます。

キーワードが決まってない時は、自社商品やサービス関連のキーワードを選定していきます。

例えば家電を販売している場合、Google chromeなどの検索エンジンでは「洗濯機 1人暮らし」と、よく検索されている関連キーワードが出てきますので、参考にしましょう。

また、ラッコキーワードなど関連キーワード候補を挙げてくれる無料ツールもあります。

キーワードを選定する時は、検索ボリューム(どれくらい検索されているか)も考慮して選びます。
あまり検索されていないキーワードだと、記事を作っても見てくれる人が少ないからです。

コンテンツマップを作った際にキーワードを決めたとしても、検索ボリュームを調べたうえで再考しましょう。

検索意図を想像する

キーワードをある程度絞ったら、検索意図を想像して自社のメディアに合っているかどうかを考えます。

検索意図とは、ユーザーが特定のキーワードで検索する際の目的や意図のことです。

例えば、「オウンドメディア 立ち上げ」を検索するユーザーは、具体的な立ち上げ手順や必要な準備、費用などを知りたいと思っている可能性が高いでしょう。

それらの情報を詳しく提供する記事を作成できるかどうか想像してみて、ユーザーの検索意図に適したコンテンツを提供できそうかどうか検討します。

反対の言い方をすると選定したキーワードの検索意図を考えた際に、ユーザーのニーズと自社商品やサービスの関連性が薄いと感じた場合は、キーワードを考え直す必要があるでしょう。

記事構成を作成する

キーワードを選定したら、記事の構成案を作っていきます。

検索意図を考えた際に上がった要素をベースに構成案ができそう場合は、そのまま作ってみましょう。
作れなさそうな場合は、キーワードを検索して上位になっている記事の構成案を参考にします。

検索結果で上位になっているということは、ユーザーのニーズを満たしている内容だと考えられるからです。

また、検索意図をベースに構成案を考えた場合も、現在上位になっている記事と見比べてみて、過不足は無いかを確認すると、よりユーザーのニーズを満たした構成案になります。

ライティングを行う

キーワード選定や記事の構成案ができたら、いよいよ文章作りに取り組みます。

ライティングのポイントは3つあります。
1つ目は、読者に対する「わかりやすさ」です。
専門的な知識を伝える場合でも、誰でもわかるような言葉で言い換えるなど、一般的な読者が理解できるように説明します。

2つ目は「具体性」。
具体例を挙げることで、ユーザーは理解を深めることができますし、記事の内容を自分事と捉えやすいでしょう。

3つ目は「独自性」です。
近年Googleは、独自性のあるコンテンツを評価する傾向にあるため、自社だから知り得る貴重な情報や、独自集計のアンケートなど、他の記事にはないオリジナルな情報があると検索結果で上位になりやすいでしょう。

もし情報に独自性が無くても、情報を動画で解説したり、専門家目線で分析したりなど、オリジナリティのあるコンテンツはさまざまな切り口で作れます。

また、記事を書き上げたら読み返して、矛盾はないかや誤字脱字のチェックをしましょう。

7.サイトを公開する

オウンドメディア立ち上げの最後の手順であるサイトの公開は、全ての準備が整い、問題ないことを確認したうえで行います。

まず、全ページについてリンク切れがないか、文字化けは起きていないか、画像や動画が適切に表示されるかなど、隅々までダブルチェックが必要です。

また、ブラウザに合わせてページレイアウトを自動で調整してくれるレスポンシブデザインの表示確認も忘れずに行います。

以上のことなどを確認したら、オウンドメディアを公開しましょう。

公開後は自社のホームページや公式SNSなどで、オウンドメディアができたことを告知して集客も行います。

サイトを公開したら終わりではなく定期的に更新を行い、ユーザーの反応やアクセス数を見て改善を進めていくことが、オウンドメディアを成功させるポイントです。

オウンドメディア立ち上げにかかる費用と相場

ここでは、費用と相場について紹介しますが、規模や内製か外注か、外注の場合もどのくらい外注するのかによって費用は大きく変わりますので、あくまで参考程度にしてくださいね。

オウンドメディアの立ち上げにかかる費用

オウンドメディアを立ち上げる際には、準備段階から運用までさまざまな費用が発生します。
費用の内訳としては初期設定やデザイン作成、システム構築などを行うための費用などが主なものです。

立ち上げ費用の内訳は以下の通りです。

初期設定費 50,000円~
デザイン作成費 100,000円~
システム構築費 200,000円~

上記はあくまで一例であり規模や内容により金額は大きく変わるでしょう。
また、これら以外にもドメイン取得費用やサーバー費用などが必要となります。

また、コンテンツ制作に関して、外注する場合はもちろん別途費用が必要ですし、内製の場合も画像を撮影するとなると、撮影費用や機材代などがかかる場合もあります。

オウンドメディアの立ち上げ費用を抑えるコツ

全く費用をかけずにオウンドメディアを立ち上げるのは難しいですが、できるだけ費用を抑える方法はあります。

まずはシンプルですが、できるだけ「内製化」することです。
外部に依頼すると当たり前ですが費用がかさむため、可能な限り社内で作業を行うことで費用を抑えられます。

ですが、知識が無いゆえに作業時間がかかりすぎてしまう場合などは、社内とはいえ人件費の負担が大きくなってしまうため、専門家への適切な委託も視野に入れましょう。

また、デザインを行う際にデザインテンプレートを使うことで、費用をかけずに高品質なデザインのオウンドメディアが作れます。

WordPressをはじめ多くのCMSでは、無料で利用できるテンプレートが提供されています。
デザインを外注する前に、デザインテンプレートを利用してみましょう。

立ち上げ後、コンテンツのメンテナンスコストが発生することも注意

オウンドメディアを立ち上げた後に意識しなければならないのが、メンテナンスコストです。
繰り返しになりますが、オウンドメディア運用には継続的な更新と管理が求められます。

具体的には「記事の更新」、「デザインの改良」、「システムの保守・修復」などが必要で、これらを継続的に行うためには一定のコストが発生します。

以下は主なメンテナンスコストの内訳です。

項目 内容
記事制作費 ライターへの支払いや画像作成の費用
デザイン改良費 新規ページ追加やUI/UXの改善費用
システム保守費 サーバー費用、システムエラー対応費用

特に記事の更新は3日に1回や毎週など頻繁に行うため、記事を外注する場合は立ち上げ後もそれなりのコストがかかります。

ですがオウンドメディアが成功するためには必要不可欠な投資です。
立ち上げだけでなく、運用にかかるコストも計画的に見積もり、予算を確保しておきましょう。

効果測定と改善施策

オウンドメディアを立ち上げた後は、効果測定を行いその分析結果を元に改善を続けていく必要があります。
ここでは具体的な方法をご紹介します。

データ分析ツールを利用する

オウンドメディアを立ち上げてしばらく経ったら、どれくらいの人がサイトに訪れたのかなど効果測定(データ分析)を行いますが、その際にはツールを利用しましょう。
Webサイトの分析では、無料で使えるGoogleアナリティクスというツールが最も有名です。

具体的には、訪問者数や滞在時間、直帰率などを見ることで、ユーザーのサイト内行動を把握していきます。

これらの情報を分析することで、どのコンテンツがユーザーにとって魅力的なのか、反対に改善が必要な項目は何かを見つけることができます。

また、ツールを使って検索キーワードや流入元なども分析できます。
ユーザーがどのようなキーワードでアクセスしてきたのか、どの媒体から多くの流入があるのかを調査することで、より効率的な集客策を考えられるでしょう。

以下は、Google Analyticsで見られる主な指標です

  • 訪問者数:サイト訪問者の総数
  • 滞在時間:ユーザーがサイト内に留まった時間
  • 直帰率:1ページのみ閲覧してサイトを離れたユーザーの割合
  • 検索キーワード:サイトを訪れる際に使用されたキーワード
  • 流入元:ユーザーがサイトを訪れる前にいた場所

データ分析ツールを上手く活用すれば、効果的なオウンドメディア運用が見込めます。

実績データに基づき改善施策を立てる

オウンドメディアの効果検証(分析)を行い、さまざまなデータがわかったら、どの指標に問題があるのかが見えてきます。

とある指標が低すぎる(または高すぎる)場合は、そこがオウンドメディアの課題になるため改善を図ります。

例えば、ユーザーがオウンドメディアを何ページ閲覧したかの指標であるPV数が低い場合は、魅力的なコンテンツが無いということを表しているので、コンテンツの魅力向上を目指します。

また、もし離脱率が高いページがあったとすると、そのページがわかりづらくユーザーが脱落してしまっている可能性が高いため、わかりやすいページになるよう改善を図ります。

このように、分析した指標を元に改善施策を施し、また効果検証を行い…と何度も改善を繰り返し、ユーザーにとって使いやすく訪れたくなるようなサイトを作り上げることが、オウンドメディアを成功させるポイントの1つです。

オウンドメディア立ち上げを成功させるポイントと注意点

最後に、オウンドメディアを成功させるためのポイントと、気を付けたい注意点をご紹介します。
作る際はぜひ参考にしてください。

フェーズごとのKPIを設定する

KPI(Key Performance Indicator)とは業績を測るための指標で、どれだけ目標に近づいているのかを把握し、目標達成のための進捗管理と改善が行えます。

オウンドメディア立ち上げた後は、「立ち上げ直後」や「運用して1年目」など、フェーズごとにKPIを設定しましょう。

フェーズごとにするのは成長段階によって、目標とすべきことが変わってくるためです。

オウンドメディアの立ち上げフェーズでは、例えば「1ヵ月で記事を10本投稿する」など、安定的な運用を目指した下地作りを目標とするのがおすすめでしょう。

KPIは定期的に見直し、必要に応じて更新していくことが求められます。

フェーズごとにKPIを設定し、達成するための計画を立てることで、オウンドメディアの立ち上げはより明確な目標達成に向けた道筋ができます。

フェーズごとのKPIなど、オウンドメディアのKPIについて詳しくは「オウンドメディアのKPIは何が最適?」の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

さまざまな集客チャネルを持っておく

オウンドメディアの立ち上げを成功させるためには、多角的な集客チャネルを持つことも重要です。

オウンドメディアだけでなく、SNSやメルマガ、イベントなど、さまざまな手段を用いて広く情報を発信して集客しましょう。

複数の集客チャネルを持つことが重要な理由の1つは、1つのチャネルに依存するリスクを避けるためです。

例えば、メディアの露出を検索エンジンからの流入のみに頼っていた場合、検索アルゴリズムが変更された際にWebサイトが検索上位に表示されなくなり、訪問者数が大きく減ってしまう可能性があります。

ですが、SNSやメールマーケティングなど、複数の集客手段を持っていれば、1つのチャネルで問題が発生しても他のチャネルからの集客でカバーすることが可能になります。

また、集客チャネルが異なればさまざまなユーザー層へのアピールが可能になります。
例えば、若年層はSNSの使用率が高く、メルマガはSNSをあまり利用しない年齢層にもリーチできます

複数のチャネルを活用することで、より幅広いターゲット層にアプローチし、オウンドメディアの訪問者数や認知度を高められるでしょう。

立ち上げから軌道に乗るまで時間がかかる

オウンドメディアの運営開始後、すぐに成果が出ると思われがちですが、実際は必ずしもそうではありません。

立ち上げから軌道に乗るまでには時間がかかることを理解しておきましょう。

大きな理由として、SEO対策の効果が表れるまでに時間がかかるからです。
検索エンジンに認識され上位表示されるまでには、定期的なコンテンツ更新と時間が必要で、早くて数ヵ月程度はかかるといわれています。

また、最初からユーザーに魅力を感じてもらえるコンテンツを用意するのは難しいです。
訪問者の行動分析とサイト改善を行うためには一定期間のデータ収集と、その結果に基づく改善作業が必要で、短期間では十分な改善が行えません。

以上のように、オウンドメディアの運営開始から成果を出すまでには、複数の要因が影響し、一定の時間が必要となります。
オウンドメディアを立ち上げた際は、焦らず長期的な視点で運営することが成功につながります。

まとめ

今回はオウンドメディアの立ち上げ手順と費用について主にお伝えしました。
オウンドメディアは他のWebサイトと同様で、立ち上げたら終わりではなく、コンテンツの更新や効果検証に基づいた改善を続けていく必要があります。
そのため、立ち上げのリソースだけでなく、運用のリソースも確保しなければなりません。
もしリソースが足りない場合は外部への委託なども活用しながら、オウンドメディア運営を続けていきましょう。

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ECサイトの作り方とは?企業・個人に対応!初心者必見の手順やポイントを解説

企業や個人がECサイトを作成する際、主な方法は5つあります。

  • 1.無料・有料ASP(ECサイト作成サービス)
  • 2.ECモール
  • 3.オープンソース
  • 4.ECパッケージ(クラウドEC)
  • 5.フルスクラッチ

これらの方法には長所と短所があるため、自社に合った作り方を選ぶことがベストです。

そこでこの記事では、各手法の特徴と具体的な作成手順を解説します。

ツクルくん
ツクルくん

ECサイトっていろんな作り方があるんだね。どう違うのかな。

カラミちゃん
カラミちゃん

そんなツクルくんのために今回は、ECサイトの主な5つの作り方の特徴やメリット・デメリットなどについて1つずつ解説しますよ。

目次

  • 個人と企業のECサイトの作り方の違い
  • ECサイトの5つの作り方
  • 個人向けECサイトの作り方
  • 小規模企業向けECサイトの作り方
  • 中・大規模企業向けECサイトの作り方
  • ECサイトの作り方の手順を方法別に紹介
  • ECサイトを作れるようになるにはどれくらいの期間がかかる?
  • 実際のECサイト運営で重要なポイント
  • まとめ

個人と企業のECサイトの作り方の違い

ECサイトの作り方について「何を重視するのか」が個人と企業では変わってくるので、作り方も異なります。

個人の場合、「売れるかどうかわからない」「ずっと続けるかどうかはまだ決めていない」という方もいるため、できるだけ低コストで始められるサービスが人気です。

また、システムに関する知識が無い人も多いので、初心者でも簡単な操作でECサイトが作れるかどうかもポイントでしょう。

一方、多くの企業では「EC事業を始めるからには、成長させて収益を上げよう」など、個人よりも明確な目標があるため、コストよりも「ECサイトを充実させられるか」に重点を置いていることが多いです。

自社らしいデザインにできるか、機能性はどうなのかや、顧客情報を扱うためセキュリティ面も重視するでしょう。

このように、個人では「コスト(費用)」「作りやすさ」が、企業では「機能やデザイン面の充実」「カスタマイズ性」「セキュリティ」などが重視されます。

実際にECサイトの作り方によって、コストやカスタマイズ性などが異なってきますので、次の章以降で詳しく作り方をご紹介していきます。

ECサイトの5つの作り方

制作の手軽さやカスタマイズ性などの違いにより、ECサイトは主に以下の5つの作り方があります。

  • 1.無料・有料ASP(ECサイト作成サービス)
  • 2.ECモール
  • 3.オープンソース
  • 4.ECパッケージ(クラウドEC)
  • 5.フルスクラッチ

下に行くほど、ECサイトを作る際の費用が高額になっており、以下はそれぞれの作り方の初期費用と毎月の月額費用の目安です。

構築方法 初期構築費用 月額費用
ECモール 無料~数万円 無料~数万円
無料ASP 0円 0円
有料ASP 数千円~数万円 数千円~数万円
オープンソース 0円 10万円~
ECパッケージ(クラウドEC) 数百万円~ 10万円~
フルスクラッチ 数千万円~  数十万円~

さらに、以下は費用面とカスタマイズ性の高低を図で表したものです。

費用面をなんとなく把握したところで、ここからは個人や企業の規模別におすすめの作り方の特徴やメリットとデメリットをご紹介していきます。

個人向けECサイトの作り方

個人がECサイトを作る際は、低コストで手軽にできる方法が人気です。
そして「低コスト」「作りやすさ」の両方を兼ね備えているのが、初心者に優しい無料ASPという方法になります。
ここから、無料ASPの特徴などについてご紹介します。

無料ASPとは

無料ASPとは、ECサイトを手軽に作れるオンラインツールやサービスの一種です。
ECサイト作成サービスといわれることもあります。
「ネットショップが無料で作れる」というCMを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

無料ASPは、初期費用と月額利用料は無料で、登録から設定、商品のアップロードにいたるまで、マニュアルに従うだけで簡単にECサイトの構築ができる方法です。

そのため、技術的な知識がない方でも、サービスによっては最短1時間程度でオンライン販売を始められるでしょう。

名前の「無料」に惹かれがちですが、実際には商品が購入されるごとに手数料が発生します。
また、利用料が無料な分、シンプルな機能しかついていないことが多いです。

無料ASPのメリット・デメリット

無料ASPのメリットとデメリットとしては、主に以下のような点が挙げられます。

  • 【無料ASPのメリット】
  • ・初期費用が抑えられる
  • ・簡単な操作でECサイトを作れる
  • 【無料ASPのデメリット】
  • ・基本的に最低限の機能しかない
  • ・カスタマイズ性が低い
  • ・利用料は無料だが手数料は高い

無料ASPを選ぶ際の大きな魅力は、何といっても低コストで始められることです。
初期費用やランニングコストをあまり気にすることなく、ECサイトの運営を始めることが可能です。

また、多くの無料ASPでは基本的に個人向けユーザーをターゲットとしているため、直感的に操作できるユーザーインターフェイスが提供されており、技術的な知識がない人でも比較的簡単にサイト管理を行えます。

ただし無料ASPは、商品の登録や販売など基本的な機能は含まれますが、さらに高度な機能やオプションを望む場合は追加料金が発生することが多いです。

また、販売するごとにかかる決済手数料も高めに設定されているため、販売時の手数料が低めに設定されている有料ASPよりも、月商によっては月額費用が高くなる可能性もあります。

事業が拡大し本格的なEC販売を行いたい場合は、有料ASPへ引っ越すことも検討しましょう。

無料ASPはあくまで簡易的なECサイトを運営したい場合に、おすすめの方法です。

小規模企業向けECサイトの作り方

ここでいう小規模企業とは、年商数百万~1億円(月商が数十万~数百万)以下の企業のことです。

小規模企業がECサイトを作る場合、使える予算や利用できる人材、将来的な事業の規模が個人よりも大きくなります。

そこでおすすめなのが、ECモールと有料ASPという作り方です。
利用料金がかかる分、機能面が充実しているので本格的なEC事業を行えます。

ECモールとは

ECモールとは、Amazonや楽天市場のように、さまざまなジャンルの出店者が販売を行えるプラットフォームです。

マニュアルに沿えばシステムに関する知識がなくてもECサイトが作れる点や、多くの顧客がショップへアクセスするチャンスが広がる点がメリットです。

自社サイト型のECサイトと異なり、ECモールは既存のプラットフォーム内に出店するため、ブランドイメージの構築は制限されますが、短期間での集客や販売促進が可能となるため、新規事業者や中小企業に適しています。

ECモールのメリット・デメリット

ECモールのメリットとデメリットとしては、以下の点が上げられます。

  • 【ECモールのメリット】
  • ・集客力がある
  • ・マニュアルが完備されていて作りやすい
  • 【ECモールのデメリット】
  • ・ブランディングが難しい
  • ・モール内での競争が激しい

ECモールの一番のメリットは、多くの人に商品を見てもらえるチャンスがあることです。
大手モールはもともと多くの人が訪れるので、自社で集客しなくても誰かしらショップへ訪れてくれる可能性があります。

またマニュアルが完備されており、販売に必要なシステムも整っているので、知識が無くてもECサイトを作れる点もメリットです。

一方、デメリットとしてはモールで統一されておりデザインの余地が無いので、ユーザーもショップ名を覚えにくく、ブランディングは難しいといえます。

また、モール内独自のルールやキャンペーン(セール)にも従わなければならないので、自由度は高くないでしょう。

さらに、モール内での激しい(価格)競争が起こるため、他社とさまざまな点で差別化しなければなりません。

個人よりも規模感の大きいECサイトは運営できますが、「自社らしいECサイト」を求める場合はあまり向いてない方法です。

有料ASPとは

有料ASPとは、先ほど説明した無料ASPの有料版で、ECサイトを作る際には初期費用や月額利用料が発生します。

無料ASPとの大きな違いは、基本的な機能が充実しており、カスタマイズの幅も広いことです。
そのため、自社のブランドイメージに合わせたデザインや機能をECサイトに取り入れることができます。

さらにカラーミーショップをはじめ、有料ASPの多くは豊富な機能やサポート体制を提供しているため、ECサイト運営におけるさまざまな問題や要望を解決してくれます。

また、販売時の手数料も無料ASPに比べて低くなっています。

企業としてEC事業を本格的に行う場合、無料ASPでは物足りない点が有料ASPでは充実しているでしょう。

有料ASPのメリット・デメリット

有料ASPのメリットとデメリットは次の通りです。

  • 【有料ASPのメリット】
  • ・機能やサポートが充実している
  • ・無料ASPに比べてカスタマイズの幅が広い
  • ・販売時の手数料が低め
  • 【有料ASPのデメリット】
  • ・プラン選択を間違うとコストが高額になる
  • ・自社で集客する必要がある

無料ASPの場合は最低限の機能しかありませんが、有料ASPは集客やリピーター対策機能が備わっていたるなど、機能面が充実しています。

また、機能やデザイン面でのサイトのカスタマイズ性が無料ASPと比べて高いので、自社らしい独自性のあるECサイト作りが可能でしょう。

また、サポート体制が充実しており技術的な問題や運営上の相談に迅速に応じてもらえるため、ECサイトをスムーズに運営できます。

販売時の決済手数料も無料ASPに比べて低めに設定されているので、売れるほどコストが上がる無料ASPと比べてコストを抑えやすいです。

例えばカラーミーショップの場合、無料のフリープランのクレジットカード決済では(商品代金の)6.6%+30円ですが、有料のプレミアムプランでは3.14%~と半分ほどになっています。

一方、デメリットとしては、プラン(サービス)の選択を間違うと月額費用が高くなってしまうことです。
自社の目安月商と照らし合わせて、費用が適切かを確認する必要があります。

また、モール内への出店ではなく自社でサイトを作るため、ショップの存在を多くの人に向けて発信する集客が必須です。

中・大規模企業向けECサイトの作り方

中・大規模企業とは、ここでは年商が1億円以上の企業のことを指します。
大企業の場合は、ECでの売上が毎月数億、年商としては数十億円になるでしょう。

中・大企業がECサイトの構築を検討する際、重要なのは将来のビジネス拡大にそなえた柔軟性と、ブランディングを可能にするカスタマイズ性です。

また、多くの顧客の情報を取り扱うことから、セキュリティ面も考慮します。

かなり大規模なECサイトになるため、オープンソース、ECパッケージ、フルスクラッチといった方法がおすすめです。

オープンソースとは

オープンソースとは、ソースコード(プログラム)が世界中に公開されているため、誰でも無料で自由に利用や改変などができるシステムのことです。

例えば広く利用されているオープンソースの「WordPress」は柔軟性が高く、さまざまな用途で使用されており、多くのプラグイン(機能拡張システム)やデザインテーマが提供されています。

そのため、利用するユーザーはプログラミングの知識が少なくても、本格的なWebサイトを簡単に作れます。

オープンソースは無料で利用できるものの、カスタマイズの幅も広く、機能性も高いため大規模なECサイトを作る際にも向いているでしょう。

オープンソースのメリット・デメリット

オープンソースのメリットとデメリットは以下のように考えられます。

  • 【オープンソースのメリット】
  • ・初期費用が安く抑えられる
  • ・必要に応じて機能を追加や変更ができる
  • ・オープンソースに関する情報が豊富
  • 【オープンソースのデメリット】
  • ・システムやデザインに関する知識が必要
  • ・セキュリティに関する問題が起こることがある

ECサイトを運営するために別途サーバー代やドメイン代などは必要ですが、オープンソースの利用料はかからないため、初期コストを抑えられるでしょう。

また、世界中の人が機能拡張プログラム(プラグイン)を開発しているため、サイトにいろいろな機能を追加でき、カスタマイズ性が高いです。

何か知りたいことがあれば、オープンソースに関する書籍やWebの情報があるので、疑問を解消しやすいともいえます。

一方、自分でオープンソースを利用してECサイトを作る場合、マニュアルがあるわけではないので、システムやデザインに関する最低限の知識は必要になります。

また、オープンソースのシステム構造は誰でも知り得ることから、ハッカーやサイバー犯罪者など、悪意のある第三者から攻撃されやすいといわれています。

オープンソースを利用する際は、セキュリティ対策を行うのはもちろんのこと、問題発生時の対応などを事前によく考えることが大切です。

ECパッケージ(クラウドEC)とは

ECパッケージとは、カート機能や顧客管理機能など、ECサイトを作るために必要な機能がパッケージされたソフトウェアのことです。
そしてECパッケージの機能をクラウド上で提供する場合はクラウドECといいます。

カスタマイズ性が高く自社に必要な機能を盛り込めたり、大規模なサイトにも対応できたりするため、中・大規模企業がECサイトを作る際に選択される方法です。

クラウド上でECに必要な機能を提供するというと有料ASPサービスと似ていますが、クラウドECのほうがASPより柔軟なカスタマイズが可能で、事業の規模やニーズの変化に応じて簡単に拡張できるといえます。

ECパッケージ(クラウドEC)のメリット・デメリット

以下はECパッケージのメリットとデメリットです。

  • 【ECパッケージのメリット】
  • ・カスタマイズ性が高い
  • ・最新のセキュリティ対策が行える(クラウドECの場合)
  • 【ECパッケージのデメリット】
  • ・初期コストや運営コストが高い
  • ・運用や管理が煩雑になりやすい

ECパッケージ(クラウドEC)は、オープンソース同様、ASPよりもカスタマイズ性が高いので、大規模でより自社らしいオリジナルのECサイトを作ることができます。

また、クラウドECの場合はサーバーやソフトウェアの更新作業が自動的に行われるので、最新の機能やセキュリティ対策を常に利用できます。

一方、規模が大きく柔軟性のあるECサイトを作れる分、これまで紹介した作り方に比べると費用が高めです。

初期費用は数百万円~、月額費用も十万円~が目安となっているため、コストが運営を圧迫しないか確認する必要があります。

また、規模が大きく機能が豊富なため運用や管理が複雑になってしまい、場合によっては専門のスタッフが必要になるでしょう。

フルスクラッチとは

フルスクラッチとは、オリジナルのECサイトを1から作る方法です。

既存のテンプレートやフレームワークを使用せず、すべて独自でシステムを構築します。
そのため、カスタマイズの制限は無く、ECサイトで実現したい機能は基本的に何でもかなえられます。

フルスクラッチで開発すれば、EC業界や市場内で競争力のあるユニークなECサイトになるので、ブランドイメージを高める効果も期待できます。

ですが、その代わり開発期間やコストが高くなる傾向があるため、多額の予算と十分な制作期間が無い場合は難しいでしょう。

フルスクラッチのメリット・デメリット

フルスクラッチのメリットとデメリットは、以下の通りです。

  • 【フルスクラッチのメリット】
  • ・カスタマイズに制限が無く自由度が高い
  • ・唯一無二のECサイトが作成できる
  • 【フルスクラッチのデメリット】
  • ・初期コストがかなり高い
  • ・ECサイトの制作期間が長い
  • ・専門人材の確保が必要

フルスクラッチでECサイトを作るメリットは、高いカスタマイズ性で他には無いようなECサイトができることです。

完全オリジナルのサイトをゼロから作るため企業独自のニーズに合わせた機能やデザインが可能で、特殊な設定や機能もECサイトで実現できます。

一方、自由に設計できる分、膨大なコストと時間がかかります。

初期費用は数千万円~場合によっては数億円となる可能性もあるでしょう。
ECサイトを作るといっても一大プロジェクトのため、完成までに1年以上はかかると予想されます。

また、専門的な技術を持つ人材が不可欠であるため、人材の確保や育成が必須です。

フルスクラッチはかなりの予算と期間が必要のため、日本国内でも有数の大企業が利用できる方法でしょう。

ECサイトの作り方の手順を方法別に紹介

ECサイトの5つの作り方をご紹介しました。
ここからは、作り方の手順を解説していきます。

細かな違いはありますが、ECモールとASPの作り方、ECパッケージ・オープンソース・フルスクラッチの作り方は、おおよそ同じような手順のため2パターンに分けて説明していきます。

ECモール・ASPを利用して作成・構築する場合の手順

まずは、下記の図がECモールとASPを利用した場合の大まかな作り方の手順です。

  • 手順1.登録・作成
  • 手順2.デザインの決定(ASPの場合のみ)
  • 手順3.決済関連の設定
  • 手順4.配送関連の設定
  • 手順5.商品の登録

「カラーミーショップ」や「楽天」など、利用するサービスを決めたら申し込み・契約を行います。
ASPやECモールの場合は画面に従って必要事項を入力していけば完了するので、迷うことはあまりないでしょう。

サービスを申し込んだらASPの場合はデザインを作っていきます。
各サービスでは、無料・有料のデザインテンプレートが多数用意されているので、どうしても自分でデザインしたいという場合でなければ、テンプレートの利用がおすすめです。

デザインテンプレートを使えば、訪問者にとって見やすく、操作しやすいサイトが手軽に作れますし、後からカスタマイズすることも可能です。

その後、決済方法を設定します。
クレジットカードなど基本的な方法はもちろん、Amazon Payなどユーザーが住所入力をせずに購入でき決済方法が人気を集めていますので、押さえておきましょう。
ただし、無料ASPの場合は決済方法も限られているので注意が必要です。

次に、配送方法を決めていきます。
サイズや配送方法(常温か冷蔵かなど)によって、各社で配送料金が異なります。
「徹底比較!宅急便・宅配業者の料金はどこが安い?」の記事で配送料金の比較ができますので、ぜひ参考にしてみてください。

いよいよ商品登録です。
商品写真や説明文によって売上は大きく左右されるので、大事なポイントです。

特に商品写真はさまざまな角度から撮影した写真を複数枚載せたり、使用イメージのわかる写真を載せたりして、ユーザーが商品を手に取れなくても、理解できるような写真を心がけましょう。

商品に関する情報が不足していると、ユーザーは購入を諦めてしまいます。

そして商品ページが完成したら、操作に問題が無いか確認のうえ、ショップをオープンさせます。

パッケージ・オープンソース・フルスクラッチを利用して作成・構築する場合の手順

下記は、パッケージ・オープンソース・フルスクラッチを利用してECサイトを作るおおよその手順です。

ECパッケージ・フルスクラッチ・オープンソースを利用して作成・構築する場合※自社で開発するケースもありますが、ここでは業者に開発を依頼する前提で記載します。

  • 手順1.要件定義
  • 手順2.業者選定
  • 手順3.設計
  • 手順4.開発
  • 手順5.テスト

パッケージ・オープンソース・フルスクラッチの場合、ECサイトの自由度が高いので、まずはどのようなサイトを作るのかの要件定義を行います。

ECサイトにおける要件定義とは、どんな機能が必要なのか、技術面はどうするか、サイトデザインの全体コンセプトなどを決めていくことです。
共通の認識を持って開発を進められるよう、関係者同士できちんと要件を定義しておきます。

要件がある程度決まったら、制作を依頼する業者を選定します。
ECサイトの制作会社といっても得意分野や実績が異なりますので、実際に話しながら、自社の制作を安心してお願いできるかどうか確かめましょう。

制作の依頼先が決まったら、業者側が設計を進めていきます。
さまざまなことを尋ねられたりチェックを依頼されたりしますが、細かく対応することが大切です。

きちんと確認を行わないと、後々に「必要な項目の開発が全く行われていなかった」などの問題が発生する可能性があります。

開発の段階に入っても同様です。開発を業者に任せきりにするのではなく、設計書通りになっているかや進捗などを確認することで、完成後のトラブルを未然に防げるでしょう。

完成後はテストを行います。
実際にECサイトの操作を行う現場の担当者にも触ってもらい、何か不都合があれば微修正・調整を行い、完了したらECサイトをオープンしましょう。

ECサイトを作れるようになるにはどれくらいの期間がかかる?

ECサイトを作成する期間は、選択する手法やサイトの規模によって大きく異なります。
以下はECサイトを作る際の一般的な期間の目安です。

ECサイトの構築方法 構築期間
ECモール 3時間~
無料ASP 1時間~
有料ASP 数週間~1ヵ月程度
オープンソース 3ヵ月程度
ECパッケージ 3ヵ月~半年程度
フルスクラッチ 1年~数年

例えば、無料ASPやECモールを利用した場合、基本的な設定のみであれば数時間で立ち上げることも可能です。

一方で、有料ASPを使用したり、オープンソースやECパッケージで開発を行う場合は、準備やカスタマイズに1週間~数ヵ月はかかるでしょう。

フルスクラッチを使ってゼロからオリジナルのECサイトを作る大規模なプロジェクトでは、1年程度、場合によってはそれ以上かかることもあります。

制作期間はプロジェクトの規模や要件、チームのスキルセットによって変動しますので、上記はあくまで一般的な目安として参考にしましょう。

実際のECサイト運営で重要なポイント

ECサイトを作り終わったら、その後はECサイトを運営していくことになります。
最後に、ECサイトを運営していくうえで重要なポイントをご消化します。

1.集客のためのSEO対策

ECサイトを作っただけでは、誰もその存在を知らないため、ECモール以外の自社サイト型は特に集客が必須です。
集客手段はいくつかありますが、SEO対策は不可欠といえます。

SEO対策として適切なキーワードをサイト全体に配置し、検索エンジンからの訪問者を増やすことにより、サイトへのアクセス数が増加し、売上もアップするでしょう。

現代では多くの人々がインターネットで商品やサービスを検索するため、検索エンジンで自社サイトが上位表示されることは、ECサイトの集客と売上の向上に直結するといえます。

ECサイトのSEO対策について詳しくは「ECサイトに必要なSEO対策は?」の記事でより詳しく説明していますので、ご覧ください。

2.ユーザー体験(UX)の向上

ECサイトを成功させるには、ユーザー体験(UX)の充実も大切です。

UXはユーザーがサイト利用時に感じる全体的な満足度のことで、サイトのわかりやすさや情報へのスムーズなアクセス、購入のしやすさなど多岐にわたります。

これらの要素を改善することで顧客満足度が向上し、その結果リピート購入や高いコンバージョン率へとつながるでしょう。

UXの向上には以下の点が特に重要です。

  • ・直感的に操作ができるようなデザインを心がけ、ユーザーが求める情報や商品を簡単に見つけられるようにする
  • ・ページを高速で読み込めるよう工夫をして、ユーザーの待ち時間を最小限に抑える
  • ・レスポンシブデザインを採用し、どのデバイスからアクセスしても適切にサイトが表示されるようにする

上記のような基本を押さえることで、ユーザーがサイトを快適に利用できる環境が整い、ECサイトの魅力を最大限に引き出すことができます。

3.効率的な在庫管理

効率的な在庫管理を行うことは、不要なコストを抑えつつキャッシュフローを良好に保つために大切です。

もし在庫管理がうまくいっていないと、過剰在庫により管理コストがかさんでしまったり、必要な時に商品が足りずに販売チャンスを逃したりなど、ビジネス全体にマイナスの影響を与えかねません。

さらに適切な在庫量を維持し続けることは、いつでも顧客が求める商品を提供できるということなので、顧客満足度を高めることにもつながります。

効果的な在庫管理では、商品の入荷と出荷の管理をしっかり行い、必要な在庫量をきちんと把握しておくこと、在庫管理システムをうまく活用することがポイントです。

在庫管理について詳しくは、「ネットショップで在庫管理はなぜ重要?」の記事で具体的な方法を紹介していますので、合わせてご覧ください。

4.セキュリティ対策

ECサイト運営には、さまざまなリスクが潜んでいますが、特にセキュリティに関するものは損害が大きいです。

例えば個人情報の漏洩やサイトへの不正アクセスなどが起こってしまったら、ECサイトの信頼性を大きく損ねたことで、ECサイトの運営が継続できなくなる可能性もあります。
賠償をしなければならないケースも出てくるかもしれません。

そのような事態を防ぐため、しっかりとしたセキュリティ対策が必要です。

定期的にシステムのチェックを行い、最新のセキュリティソフトウェアを使用するのはもちろんのこと、顧客データの保護を最優先に考え、データの暗号化やアクセス制御などをしっかり行うことで、安全なECサイト運営を目指します。

5.サイト改修

ECサイト運営では、時代の変化やユーザーのニーズの変動に応じて、サイトの改修(改善)が欠かせません。

改修を行わないと、デザイン面では古めかしい印象をユーザーに与えてしまいますし、機能面のアップデートを行わないと先述したようなセキュリティ面のリスクが高まります。

改修を行う際は、目的をはっきりさせることがポイントです。
ユーザビリティの向上、セキュリティの強化など、目的を決めないと改善ポイントも洗い出せません。
また、何かトラブルがあった時にすぐ元に戻せるようにしておきましょう。

タイミングとしては、できるだけユーザーに影響が少ない時間帯を選び、告知も忘れずに行いましょう。
改修後は改修内容をユーザーに分かりやすく伝えることで、新たに追加された機能や改善された点を理解してもらいやすくなります。

まとめ

ECサイトの作り方は以下のように、主に5種類あります。

  • 1.無料・有料ASP(ECサイト作成サービス)
  • 2.ECモール
  • 3.オープンソース
  • 4.ECパッケージ(クラウドEC)
  • 5.フルスクラッチ

どの作り方にするのか方法を選ぶ際は、サイト構築にかけられる予算、ランニングコスト、カスタマイズの柔軟性、セキュリティ対策の必要度、どれくらいサポートを受けたいのかなどを総合的に見て検討しましょう。
例えば、無料のサービスは一見安そうに見えても必要機能を追加していった結果、トータルコストが割高になってしまう可能性もあります。

費用だけを見るのではなく、全体的なバランスを見て作り方を選ぶことが大切です。

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オウンドメディアに集客するには?9つの方法と成功ポイント・注意点を紹介!

オウンドメディアを立ち上げたものの、思ったような成果が得られないと感じる人もいるでしょう。
もしかしたらオウンドメディアが目的を果たせていないのは、適切な集客ができていないことが原因かもしれません。

オウンドメディアの集客方法としては、以下の9つの方法が挙げられます。

  • 1.SEO(コンテンツSEO)対策
  • 2.SNSの運用
  • 3.Web広告の出稿
  • 4.動画プラットフォームでの発信
  • 5.メールマガジンの配信
  • 6.プレスリリースの配信
  • 7.イベント開催やチラシなどオフラインでの集客
  • 8.セミナー(ウェビナー)の開催
  • 9.インフルエンサーによる紹介

この記事では9つの集客方法について紹介するほか、成功のポイントや注意点を解説していきます。

ツクルくん
ツクルくん

オウンドメディアを作成したのはいいけれど、あんまり見られてないみたい…。

カラミちゃん
カラミちゃん

オウンドメディアに集客しないと、なかなかアクセス数は向上しません。今回は、オウンドメディアの主な集客方法を取り上げます。

目次

  • オウンドメディアの集客とは何?意義や目的を解説
  • オウンドメディアの主な流入経路とは
  • オウンドメディアの集客方法は何がある?9つの具体例
  • オウンドメディアの集客が成功するコンテンツ作りのポイント
  • オウンドメディアで集客する際の注意点
  • まとめ

オウンドメディアの集客とは何?意義や目的を解説

オウンドメディアの集客はなぜ大事なのでしょうか。
そもそもオウンドメディアとは何なのかや、オウンドメディアに集客することの意味やメリットなどをご紹介します。

オウンドメディアとは?

オウンドメディアとは、企業が所有・管理しているあらゆる情報媒体のことです。

そのためSNSや公式YouTubeなどもオウンドメディアといえますが、実際は情報発信のためのWebサイト(ブログ)を指すことが多いでしょう。
自社独自の情報を発信することで、自社の認知拡大やファン獲得、他社との差別化などを目指します。

企業が所有するWebサイトというと、公式サイトやLP(ライティングページ)もあります。

オウンドメディア・公式サイト・LPは全て企業が作成したWebサイトですがそれぞれ目的やターゲットなどは違います。

以下は、各サイトの違いを比較した表です。

公式サイト  LP(ランディングページ)  オウンドメディア
目的 ・情報公開
・ブランディング など
コンバージョン
(契約・商品の購入)
・ファンづくり
・自社の認知拡大 など
ターゲット 取引先、顧客、株主など 見込み客 情報を知りたい幅広いユーザー
掲載情報 ・会社概要
・採用情報 など
商品の詳細や魅力 自社独自の専門性のある情報

公式サイトは企業の基本的な情報の掲載が目的となっていること、LPは商品の特徴や魅力を取り上げることで商品購入へつなげるために作られている点が、オウンドメディアとは異なります。

オウンドメディアに集客する意味

Web上にはさまざまな集客方法が存在しますが、集客のためにオウンドメディアを利用するのはどのような意味があるのでしょうか。
以下は、オウンドメディアで集客する主なメリットです。

  • ・より多くのユーザーにアプローチできる
  • ・ファンを獲得しやすい
  • ・低コストで運用できる

オウンドメディアでは、企業が販売する商品自体の情報だけでなく、商品に関連したユーザーに有益な情報なども発信します。

例えばLPの場合は、商品自体に興味があるユーザーしかコンテンツを見てくれませんが、オウンドメディアは商品の関連情報をさまざまな切り口で発信しているので、より多くのユーザーへリーチできるのです。

さらに、ユーザーに有益な情報を発信し続けることでファンになってもらえたり、広告ほどコストをかけずに集客できたりといったメリットがあります。

オウンドメディアの主な流入経路とは

オウンドメディアに集客する際に知っておきたいのが、どこから人々がサイトにたどり着くのかという流入経路です。

Webサイト(オウンドメディア)の場合、流入経路は以下のように4つあります。

  • ・広告
  • ・自然検索
  • ・外部リンク
  • ・直接訪問

広告は、Web上に表示された広告をユーザーがクリックしてオウンドメディアに訪れることです。

Webサイトの広告枠に掲載される「ディスプレイ広告」、検索エンジンに連動する「リスティング広告」、SNSのタイムラインに掲載される「SNS広告」など、Web広告はさまざまあります。

自然検索とは、ユーザーの検索結果で表示されたWebサイトをクリックして訪れることです。
オーガニック流入ともいわれ、検索結果で上位に表示されることを目指すSEO対策は、自然流入を増やすために行われます。

外部リンクは、ほかのWebサイトやSNSに掲載されたリンクをユーザーがクリックすることでWebサイトへ流入することです。
SNSの投稿がバズった場合などは、外部リンクからの流入が一気に増えるでしょう。

直接訪問は、ユーザーがWebサイトのURLを直接入力するか、お気に入り(ブックマーク)などから、オウンドメディアに訪れることです。

以上がWebサイトの流入経路になります。
4つの流入経路を把握することで、次章で紹介するオウンドメディアの集客方法への理解がより深まるでしょう。

オウンドメディアの集客方法は何がある?9つの具体例

流入経路がわかったところで、ここからはオウンドメディアの主な集客方法をご紹介します。
オウンドメディアの主な集客方法は以下のように9つあります。

  • 1.SEO(コンテンツSEO)対策
  • 2.SNSの運用
  • 3.Web広告の出稿
  • 4.動画プラットフォームでの発信
  • 5.メールマガジンの配信
  • 6.プレスリリースの配信
  • 7.イベント開催やチラシなどオフラインでの集客
  • 8.セミナー(ウェビナー)の開催
  • 9.インフルエンサーによる紹介

それぞれの費用感やメリット・デメリットを紹介していきます。
手軽にできるものもあるので、まだ何も対策されていない場合はぜひ取り組んでみてくださいね。

1.SEO(コンテンツSEO)対策

SEO(コンテンツSEO)対策は、ユーザーの検索結果で自社のサイトが上位表示されるよう対策することです。

検索結果で上位表示されるようになれば、自然流入によるアクセス数の向上が期待できます。
また、ユーザーはキーワードを入力して検索しているため、将来顧客になる可能性を秘めた、商品やサービスに興味のあるユーザーに自社を知ってもらえるでしょう。

コンテンツを作ってオウンドメディアに掲載すること自体は無料でできるので、コストが無い場合にも始められる集客方法です。

一方、検索エンジンから評価されるにはコンテンツの質や量も関係するため、上位表示されるまでに最低で数ヵ月と時間がかかります。

さらに、アルゴリズムの変更などで順位が変動する可能性もあるため、定期的にアップデートを行わないと順位が下がり、ユーザーの目に触れにくくなるというデメリットもあります。

費用 無料(社内リソースで対応する場合)
難易度 中(慣れれば難しくはない)

2.SNS(X ・Instagram ・Facebookなど)の運用

SNS運用とは、InstagramやXなどのSNS上に公式アカウントを作成して情報を発信していくことです。

SNSで有益な情報を発信することでフォロワーを獲得したり、投稿に興味を持ったユーザーにサイトへアクセスしてもらったりすることで、オウンドメディアへのアクセス数向上を目指します。

SNSアカウントは基本的に無料で開設できるので、 コストをかけずに集客ができます。
拡散力が高く、投稿がバズれば一晩で数千人、数万人の人にサイトを訪れてもらえる可能性もあるでしょう。

ただし、SNS運用を効果的なものにするには、定期的な投稿が必須です。
また、ユーザーからコメントが来た際には返信するなどこまめな対応が求められ、コミュニケーションコストはかかります。

また、投稿内容によっては炎上のリスクもあるので、投稿内容の精査やトラブルを想定した運用体制の構築が必要といえます。

費用 無料
難易度 低(手軽に始められる)

3.Web広告の出稿

インターネット上に掲載されるWeb広告はさまざまな種類があるので、ターゲットやオウンドメディアの目的に合わせて選択していきます。

SNSやSEO対策は効果が出るまで数ヵ月ほど時間がかかりますが、広告は短期間で集客につながりやすいのがメリットです。

デメリットとしては、必ず費用が必要なことです。
広告の種類や期間に応じてコストがかかるので、費用対効果を考えて運用しないと、コスト負担ばかり重くなってしまう可能性があります。

広告を出稿する際は、予算を設定し、出稿期間などを決めておくことが重要でしょう。

費用 中~高(広告の種類や期間による)
難易度 低(手軽に始められる)

以下で、代表的なWeb広告をご紹介します。

リスティング広告

検索エンジンに入力されたキーワードに連動して、自社サイトを表示させるのがリスティング広告です。
検索結果の上部などに表示されるため、ユーザーにクリックされやすいといえます。

クリック数に応じて課金される仕組みのため、特に成果の高いキーワードのみに絞ることで、コストを抑えた出稿も可能でしょう。

SNS広告

InstagramやXなどのSNS内で表示されるのがSNS広告です。
タイムライン(フィード)やストーリー内に、通常の投稿に混ざって表示されるので、ユーザーに自然な形で広告を見てもらえます。

また、興味・関心や行動履歴などの情報でターゲットのユーザーを絞り込めるので、興味を抱きやすいユーザーへ効率よく広告を配信できるのがメリットです。

動画広告

YouTubeで動画再生前に流れる広告を始め、TikTokやInstagramなどで配信されるのが動画広告です。

再生数に応じた課金、表示回数に応じた課金、コンバージョンに応じた課金の形式があります。
文字や静止画の広告と比較して、多くの情報を短時間でユーザーに伝えられるのが特徴です。

4.動画プラットフォーム(YouTube、TikTok)での発信

YouTubeやTikTokなどの動画プラットフォームへの投稿により、オウンドメディアへ集客する方法です。

クオリティの高い動画を制作するには動画編集スキルや撮影機材が必要ですが、スマホで撮影したショート動画などの短い動画を手軽に配信できる機能もあります。

動画投稿のメリットは、ユーザーに商品やブランドを深く理解してもらえることや、拡散されることで商品やサービスを知らなかったユーザーに情報を届けられることです。

ただし、撮影した動画を編集するリソースが必要なので、文字や画像を発信するようなSNS運用よりは、人的コストがかかるでしょう。

費用 無料(社内で動画を作る場合)
難易度 中~高(本格的な動画は難易度が高い)

5.メールマガジンの配信

メールマガジンの登録をしているユーザーに、新商品情報やキャンペーン情報、ブランドストーリー、体験談などの有益な情報を配信することで集客する方法です。

メルマガ登録をしてくれているユーザーへ配信するため、集客だけでなく購入にもつながりやすいでしょう。

SNSよりも多くの情報を届けられるほか、印刷や郵送が必要ないためDM(ダイレクトメール)に比べて低コストで運用できるといった点がメリットです。

メルマガは手軽に取り組める方法の1つではあるものの、読者に開封してもらえない可能性もあります。
開封率を上げるタイトル付けや最後まで読んでもらえるような内容、書き方に工夫が必要です。

費用 無料~低(メルマガの利用料が発生する場合も)
難易度 低(手軽に始められる)

なお、メルマガについてさらに詳しくは「メルマガとは?」の記事をご覧ください。

6.プレスリリースの配信

新商品や新規事業など最新の自社情報を、メディア関係者へ伝えることを目的に発信する公式文章がプレスリリースです。

プレスリリースを発信して情報系のWebメディアや雑誌・新聞などに掲載されれば、より多くの人に情報が拡散され、オウンドメディアへの訪問者もアップする可能性があります。

ですが、メディア関係者の目に留まるような配信でないと、なかなか取り上げられてもらえません。

情報の価値を明確に伝えられるように、プレスリリースの書き方の基本やコツを押さえておくことがポイントです。

費用  中(基本的に費用が発生する)
難易度  中(慣れれば難しくはない)

7.イベント開催やチラシなどオフラインでの集客

Webサイトへの集客であったとしても、オフラインの場でアピールすることも可能です。

例えば、自社サイトの情報を載せたチラシやパンフレットを郵送したり、店舗に置いたりしてユーザーに手に取ってもらえれば、QRコードなどからアクセスしてもらえるでしょう。

また、自社でイベントを開催したり、展示会などのイベントにブースを出展したりすることで、イベントに訪れた人に自社を知ってもらえます。

オフラインのメリットは、ユーザーと直接コミュニケーションを取り、今後のつながりを得られることです。

もし、Web上の集客で手ごたえを感じられない場合はオフラインの集客を試してみるのも1つの方法でしょう。

費用 低~高(集客方法による)
難易度  集客の方法による(例えばイベントは多くの準備が必要)

8.セミナー(ウェビナー)の開催

Web上でオンラインセミナー(ウェビナー)を開催して集客する方法です。

ユーザーが気になるような内容のセミナーを開催すれば、一気に数百人以上に自社を認知してもらえ、場合によっては見込み客を獲得できるのがメリットでしょう。

ウェビナーでより多くの人を集客するには、内容が最も重要です。

他社が開催しているようなありきたりな情報ではなく、自社だけが持つノウハウの共有や著名な専門家を招くなど、目玉となるようなコンテンツを盛り込むことを意識しましょう。

また、ウェビナーを開催すること自体を多くの人に知ってもらわなければ人が集まらないので、SNS上での告知のほか、広告を利用なども検討しましょう。

費用 中~高
(機材費や広告費、場合によってはゲスト出演費などが発生)
難易度 高(さまざまな準備が必要)

9.インフルエンサーによる紹介

多くのフォロワーを抱えSNS上で影響力があるインフルエンサーと呼ばれる人に、自社ブランドや商品、オウンドメディアを紹介してもらう方法です。

相場は1フォロワーあたり2~6円程度といわれており、フォロワー数が多く影響力の大きいインフルエンサーほど、支払う報酬も高額になります。

自社商品やサービスのジャンルに強いインフルエンサーに依頼すれば、関心の高いユーザーに訴求できるでしょう。

またインフルエンサーによる宣伝は通常の広告より見てもらいやすい、拡散されやすいなどのメリットもあります。

ただし、インフルエンサー選びが難しく、炎上リスクもあるという点がデメリットです。

費用 中~高
難易度  中(インフルサー選びが難しい場合も)

オウンドメディアの集客が成功するコンテンツ作りのポイント

SEO対策や広告などでオウンドメディアに集客できたとしても、魅力的なコンテンツが無いとユーザーはすぐにサイトから離脱してしまいます。

ここでは、オウンドメディアのコンテンツ作りで意識したい3つのポイントを紹介します。

ターゲット・ペルソナを明確に設定しておく

コンテンツを作る際は、ターゲットとペルソナを明確にしておきましょう。

ターゲットとは、サービスを訴求したい全体的な顧客像です。「首都圏に住む40代の男性」など大まかな属性で表します。
ターゲットの設定は、コンテンツの方向性を決めるのに役立ちます。

ペルソナとはターゲット層をベースにして、さらに細かい設定を持たせた仮想の人物像です。
ターゲットとは異なり、性別や年齢、職業、趣味、ライフスタイル、性格などできるだけ多くの項目を設定していきます。
ペルソナを作ればターゲットを深く理解できるので、よりユーザーの共感を得るようなコンテンツを作れるでしょう。

ターゲットやペルソナを設定しないと、方向性がバラバラでコンテンツに統一感が出ず、訪れたユーザーも困惑してしまいます。

そのため軸となるターゲットやペルソナの設定は重要です。

専門性や独自性を持たせる

人気のジャンルともなると、競合他社からも関連コンテンツが多く配信されています。

そのため上位記事のみを参考にコンテンツの構成を考えると、同じような情報を提供するだけになり、オウンドメディアの目的である他社との差別化にはなりません。

専門性や独自性が低いと検索エンジンでは評価されず、上位に表示されない可能性もあるため、自社ならではのオリジナリティを意識することも大切です。

例えば長年の経験で培った自社だけのノウハウや、一般的な話題を専門企業ならではの視点で考察するなど、さまざまな方法でコンテンツのオリジナリティは表現できます。

自社ならではの視点や情報を取り入れ、他社との差別化を図るようなコンテンツを制作するようにしましょう。

自社の商品・サービスを強く押し出さない

オウンドメディアを訪れるユーザーの多くは、何かしらの悩みを抱えていたり、疑問を感じたりして、問題を解決するようなコンテンツを見たいと思っています。

そのため、訪問した先のコンテンツが商品の宣伝だったら、求めていた情報が得られないと判断して、ほとんどのユーザーが離れていってしまうでしょう。

悩みを解消するような内容を伝えた後で、結果として自社商品をおすすめする場合は受け入れてもらえる可能性もありますが、宣伝色の強いコンテンツはオウンドメディアでは避けられる傾向にあるので注意しましょう。

あまりに宣伝が多いと、企業側にマイナスなイメージが付いてしまいます。

オウンドメディアは宣伝する場ではないことを理解し、ユーザーが求める情報を提供するためのコンテンツ作りを心がけましょう。

なお、オウンドメディアの記事の書き方について詳しくは「オウンドメディアの記事の書き方・記事制作のコツは?」の記事を参考にしてください。

オウンドメディアで集客する際の注意点

最後に、オウンドメディアの集客を行う際に注意したい3つのポイントをご紹介します。

オウンドメディアの運用目的を意識しながら集客する

オウンドメディアへのアクセス数が増えたら成功と考えてしまいがちですが、訪問数だけで成功とはいい切れません。

なぜなら、オウンドメディアの立ち上げは、自社の認知拡大やファンの獲得、他社との差別化など、本来の目的があるはずだからです。

アクセス数が増えていても、もともと設定していた目的が達成していなければ、オウンドメディアは役割を果たせていないことになります。

オウンドメディアを運用する際は、もともとの目的を意識したコンテンツ作成や集客を意識することが大切です。

記事のクオリティや更新頻度を維持する

検索エンジンの評価が高く、より多くの人に訪問してもらえるオウンドメディアにするには、コンテンツの質と更新頻度が重要です。

先述したように、独自性や専門性の高いコンテンツのほか、ユーザーの疑問を解決できるような情報が評価される傾向にあります。

他社にはない自社らしい有益なコンテンツを作成することを心がけましょう。

同時に、定期的なコンテンツの更新も重要です。
更新頻度が数ヵ月に1回などあまりに低すぎると、そもそも集客の元となるコンテンツが積み上げられません。

コンテンツが少ないと自社メディアの記事が人々の目に留まる機会も少なくなってしまうため、定期的にコンテンツを更新して、ユーザーとの接点をなるべく作ることが大切です。

オウンドメディアサイト自体にもSEO対策を施す

キーワードを元にしたコンテンツ(記事)を作成して検索上位を狙い、自社サイトへの流入を促すコンテンツSEOがオウンドメディアの基本ですが、オウンドメディアサイト(Webサイト)自体にも、SEO対策を施すことで、検索結果で上位になりやすいといわれています。

例えば、コンテンツの表示速度を改善する、関連のある記事を内部リンクでつなぐ、ユーザーにわかりやすいようサイト構造を見直す、といった方法が上げられます。

コンテンツの内容だけでなく、オウンドメディアであるWebサイト自体もユーザーファーストになるよう改善すれば、サイト全体の評価も高まるでしょう。

まとめ

オウンドメディアを作成したのに、なかなか人に訪れてもらえない場合は、何らかの集客が必要です。
集客方法の中でもSNS運用は無料で手軽に始められるので、まだ行ってない方はぜひアカウントを作成して取り組んでみましょう。

ただし、オウンドメディアのアクセス数が増えたからといって、成功したとはいえません。
オウンドメディアの主な目的は、認知拡大やファンの獲得、最終的な商品の購入やサービスの契約などです。

集客してアクセス数が増えた後も、本来の目的を達成できているのかを確認し、効果を実感できない場合は改善に取り組みましょう。

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ECサイトのCVR(コンバージョン率)とは?売上改善の12施策や事例も紹介

ECサイトにおけるCVRとは、商品の購入といえます。CVRを上げる施策はいくつかありますが、主に以下の12個の施策が考えられます。

  • 1.サイト構造を見直す
  • 2.モバイル対応を強化する
  • 3.導線設計を改善する
  • 4.商品ページ(商品画像)を充実させる
  • 5.フォームを入力しやすくする
  • 6.ユーザー好みの商品を提案する
  • 7.レビュー(口コミ)を活用する
  • 8.人気決済方法を導入する
  • 9.サポート体制を強化する
  • 10.ペルソナを設定する
  • 11.広告のターゲティングを最適化する
  • 12.ECサイトのメディア化に取り組む

この記事では、CVRとは何かという基本から具体的な施策などをご紹介します。

ツクルくん
ツクルくん

僕の作ったECサイトの売上が全然上がらないのも、CVRが問題なのかな。

カラミちゃん
カラミちゃん

売上が上がらない原因はいくつかありますが、CVRが低いことも売上低迷の要因となりやすいです。この記事を読んで、CVRについて学んでくださいね。

目次

  • CVR(コンバージョン率)とは?
  • ECサイトのCVRの目安とは?
  • ECサイトのCVRが低い原因とは?
  • ECサイトのCVRを上げる12施策
  • ECサイトのCVR改善に役立つツール
  • ECサイトのCVR改善の成功事例
  • まとめ

CVR(コンバージョン率)とは?

CVR(Conversion Rate・コンバージョンレート)のコンバージョンとは、英語で”転換”を意味する言葉です。
そのためWebマーケティングにおけるコンバージョンとは、資料請求や商品購入など、企業側が求める行動をユーザーが取ることをいいます。

そしてコンバージョン率(CVR)とは、コンバージョンが達成された割合を表す指標です。

CVRが高ければ高いほど、サイトへの訪問者から多くの成果(コンバージョン)が得られているということなので、CVRはできるだけ高いほうが良いとされています。

CVRは、さまざまなWebサイトやマーケティング施策の成果を測る重要な指標として用いられています。

ECサイトにおけるCVRとは?計算方法も紹介

ECサイトにおけるコンバージョンは、一般的に「ユーザーによる商品購入」とされています。
そのため、ECサイトのCVRとは、サイトの訪問者数に対して、どれだけの割合で商品を購入してもらえたかを示す指標です。

具体的には以下の計算式で求められます。

  • CVR=商品購入者数÷サイト訪問者数×100(%)

例えば、とあるECサイトの1日の訪問者数が10,000人で、そのうち商品購入者数が100人だった場合は、以下のような式になります。

  • CVR=100÷10,000×100= 1%

10,000人が訪れて、100人が購入したECサイトの場合、CVRは1%となります。
このECサイトにおけるCVRは「購入率」といい換えることもできるでしょう。

ECサイトのCVRの目安とは?

CVRの計算方法がわかって自社ECサイトのCVRを算出してみたとしても、適正なのかどうか判断できないですよね。

ここからはECサイトで目指すべきCVRの目安や、ジャンルごとでどのくらいCVRが異なるのかを紹介していきます。

ECサイトの適正なCVRの目安

ECサイトにおけるCVRは、どれくらいを目指せば良いのでしょうか。
アメリカのEコマースビジネス向けのプラットフォームを提供しているYaguara.coによると、良いとされているECサイトのCVRは、2.5~3%だそうです。

CVRは月によっても大きく変わり、11~12月は年末年始に向けての購入が多くなるためCVRはやや高くなっています。

2.5~3%と聞くと低いようにも感じますが、WebサイトのジャンルによってCVRは変わってくるので、「資料ダウンロード」など料金が発生しないほうが高くなりやすいです。

ECサイトのCVR(商品購入)は支払いが発生するため、低くても当たり前といえるでしょう。

【業界別】CVRの平均値

ECサイト全体におけるCVRの目安は2.5~3%ですが、業界(ジャンル)によって、ECサイトのCVRはどれくらい差があるのか気になりますよね。

下記は、同Yaguara.coによる業界ごとのECサイトのCVRの平均値です。

ジャンル コンバージョン率
ホーム&家具 2.55%
美容・パーソナルケア 4.92%
ファッション、アクセサリー、アパレル 3.56%
ペットケア・動物病院 3.4%
食品・飲料 6.86%
ラグジュアリー&ジュエリー 1.33%

美容やパーソナルケア、食品・飲料など低単価の消耗品はECサイトで購入されやすいですが、家具やジュエリーなどの比較的に高単価の商品はCVRが低くなっています。
高単価のものは、実際に自分の目で見て確かめてから購入したいという消費者の心理が働いているのかもしれません。

ECサイトのCVRが低い原因とは?

ECサイトでコンバージョン率(CVR)を改善し、売上アップを図るためには、まずはCVRが低迷している原因を見つめ直すことが重要です。

CVRの低下は、ECサイトの構造的な問題、適切でない広告戦略、市場環境の変化などさまざまな要因が考えられます。

これからCVRが低い具体的な原因について詳しく見ていきましょう。

ECサイトの構造に問題がある

ECサイトの構造(作り方)が適切でないと、CVRの低下につながります。
構造に問題があるというのは、つまりユーザーにとって使いづらいサイトになってしまっているということです。

以下はサイト構造の問題点の一例になります。

  • ・ページ階層が深すぎる
  • ・商品検索がしづらい
  • ・情報設計が乱雑

例えば、トップページから商品ページまでの階層が深すぎて、何度もクリックしないと辿りつかないような構造になっていると、商品ページまでの導線が複雑になり、ユーザビリティが低下します。

また、検索窓の設置場所がわかりにくかったり、検索結果の表示方法が適切でなかったりすると商品が見つけにくく、ユーザーは商品を探すのを止めて離脱してしまいます。

さらに、必要な情報が探しにくかったり、ページレイアウトがごちゃごちゃして見づらかったりなど、情報設計が乱雑だと、ユーザーが理解できないのでスムーズに購入ができず、途中で諦めてしまいます。

こうしたサイトの構造上の問題を見直し、ユーザーにとって使い勝手の良いサイトにすれば離脱を防げるため、CVRの向上も期待できるでしょう。

広告戦略(ターゲティング)が間違っている

広告を表示すべき対象が間違っていると、ECサイトに興味を持ってもらえずにCVRどころかアクセス数の低下につながります。

例えば子育て世代向けの商品を販売するECサイトなのに、若年層をターゲットに広告を出稿してしまうと、大半のユーザーが商品へ関心を寄せないと予想されます。

広告のターゲティングが間違っていると、広告が表示されてもユーザーがクリックしようと思わないので、アクセス数やCVRの低下を招くだけでなく、広告費の無駄遣いになってしまうでしょう。

市場環境の変化

消費者のニーズや好みは、時代の流れと共に変化します。
自社のECサイトがそのような市場環境の変化に対応できなければ、消費者のニーズとECサイトで提供している商品のミスマッチが起こり、CVRが低下する可能性があります。

主な市場環境の変化とは、以下のものが挙げられます。

  • ・経済の悪化
  • ・季節の変化
  • ・SDGs関連の商品を好むユーザーの増加

例えば景気が悪化すると、消費者は高額な贅沢品を控える傾向にあります。
また、季節の変わり目では季節に合わない商品が売れにくくなります。

最近ではSDGsに取り組む企業やSDGsに配慮した商品を積極的に購入するユーザーが増えるなど、商品は市場環境の変化の影響を受けやすいものです。

市場環境が変化すると、競合他社も新しい戦略を打ち出し、新しい顧客獲得のために努力していくでしょう。

自社のECサイトが市場変化に適応するためには、最新のトレンドや話題を常にキャッチしてユーザーのニーズや好みを的確に把握し、自社の強みを活かした戦略を打ち出すことが重要です。

ECサイトのCVRを上げる12施策

ではここからは、具体的にCVRをアップする12個の方法をご紹介していきます。
全てをいきなり実行するのは難しいので、できるものから試してみてくださいね。

1.サイト構造を見直す

ECサイトのコンバージョン率(CVR)を改善するための第一歩は、サイト構造の見直しです。
サイト構造とは先述したように、サイト(ページ)が階層的にどのように構成されているかということです。

トップページを第一階層とし、そこからリンクで飛べる各ページが第二階層、さらにその先の詳細ページが第三階層・・・というように、ページが構成されています。

サイトの構造を整理することで、ユーザーはストレスなく目的のページに辿り着くことができるようになります。
一方で、構造が複雑でリンクが整理されていないと、ユーザーは目的のページを見つけられず離脱してしまいます。

ユーザーが迷わずスムーズに次のコンテンツに遷移できるようになることを意識して、サイト構造を見直しましょう。

2.モバイル対応を強化する

近年、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末からECサイトを閲覧する人が増えています。

実際に総務省の「令和4年 通信利用動向調査」によると、スマートフォンの保有割合は個人で8割弱と、ほとんどの人がスマートフォンを持っているため、パソコンよりもスマートフォンでECサイトを見る人のほうが多いといえます。

そのため、モバイル対応を強化すれば、CVRを改善できる可能性があるでしょう。
具体的な強化方法は以下です。

  • ・画面サイズに合わせてレイアウトが最適化するレスポンシブデザインにする
  • ・タップ操作に適した大きさのボタンを用意する
  • ・読み込み速度を高速化する  など

モバイル閲覧者の利便性と安全性を高めることで、離脱率の低下やCVRの向上が期待できます。

3.導線設計を改善する

サイトに訪れたユーザーをスムーズに商品ページや購入フォームなどに誘導するための導線設計を改善することで、CVRの向上が見込めるでしょう。

ECサイトの導線設計を改善するには、以下のようなことが考えられます。

  • ・ユーザー目線で導線を分析し、サイト構造の見直しを行う
  • ・関連商品のレコメンド機能を強化し、次の行動を促す
  • ・購入ボタンを常に表示するなど購入フォームへの導線をわかりやすくする

このように、導線設計を改善することで、ユーザーがECサイトをスムーズに回遊し、ストレスなく購入を完了させられるので、CVRの向上を目指せます。

4.商品ページ(商品画像)を充実させる

購入を考えているのに商品の詳細がわからなかったり、写真が不明瞭で魅力が伝わらなかったりすると、ユーザーは購入を諦めてしまいます。

ECサイトは実店舗のように気軽に尋ねられる環境が整っていないことも多いので、商品ページ(特に商品画像)を充実することで、CVRアップにつながるでしょう。

そこで、以下のことに気をつけて商品ページを工夫することが大切です。

  • 商品画像の工夫
  • ・いろいろな角度から撮影し、複数枚の写真を載せる
  • ・商品のディテールがわかるよう、画像を拡大できるようにする
  • ・実際の使用シーンを想像できるイメージ画像も載せる
  • 商品説明の工夫
  • ・商品の特徴をわかりやすく簡潔に説明する
  • ・メリットだけでなくデメリットや注意点も書く
  • ・専門用語は避け、理解しやすい言葉で書く
  • レイアウトの工夫
  • ・重要な情報が目に付くようメリハリをつける
  • ・フォームは入力しやすいデザインにする
  • ・関連商品のリンクを適切に設置する

商品ページを改修したら、家族や友人など初めてサイトを訪れる人に、わからない部分は無いかをチェックしてもらうことをおすすめします。

5.フォームを入力しやすくする

ECサイトでは会員登録や購入時、ユーザーに入力フォームへ名前などを必ず記入してもらわなければなりません。

ですが、アカウント作成などの入力作業が面倒でカゴ落ちしてしまうユーザーも多いです。
そのため、できるだけ入力しやすいフォームにしてユーザーが離脱する原因を減らし、CVRアップを狙いましょう。

ユーザーがストレスなく簡単に入力できるようになるためには、具体的に以下のような工夫が挙げられます。

  • ・入力補助機能を導入する
  • ・必須項目か任意項目か、色分けやアイコンで明示する
  • ・入力ミスがあれば修正箇所をわかりやすく指示する
  • ・フォームの入力項目を1画面1つにする

郵便番号を入力すると住所が自動で表示されるような入力補助機能を入れたり、1項目ずつ入力を求めるようなレイアウトにして他の項目に間違えて入力することを防いだりなど、できるだけ入力ストレスを減らす工夫が求められます。

入力フォームに限ったことではありませんが、ユーザーが使いやすいサイトにすることで、離脱を防げます。

6.ユーザー好みの商品を提案する

顧客1人1人の好みに合わせて最適な商品を提案することも、ECサイトのCVRの改善になるでしょう。
なぜなら、顧客にとって魅力的な商品が見つかれば、購入される可能性も高くなるからです。

関連商品の提案は基本的に、ツールを使うことになります。
例えば診断コンテンツを活用して、初めにユーザーの好みを聞き、その回答に基づいて最適な商品を提案する機能があります。

また、閲覧履歴や行動履歴、検索した言葉などを参考に、顧客の潜在的な関心までを把握し、関連商品を提案するツールもあります。

ECサイトは接客スタッフがいないため、ユーザーが希望する商品になかなか辿り着けない場合もあります。
そのような弱点をフォローするため、ツールなどを使って希望に近い商品を提案することは、購入につなげられるだけでなく、顧客の満足度も高められるでしょう。

7.レビュー(口コミ)を活用する

商品やサービスについて、実際に使った人の感想であるレビュー(口コミ)を使うと、ECサイトの売り上げアップにつながります。

初めてのお店で購入を検討しているユーザーは「ちゃんとした状態で商品は届くのか」「実際の商品と写真にギャップは無いか」などさまざまな不安を抱えています。

ですが、すでに購入した第三者の客観的な意見があれば、「このお店で商品を購入しても大丈夫」と安心するので、商品レビューは購入を後押しできるといえます。

レビューを集めるには、到着後のフォローメールでお願いする、レビューを投稿した方には特典をプレゼントする、といった方法があります。

レビューの効果や集め方などについて詳しくは「 お客様の声を載せるメリットとは?」の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

8.人気の決済方法を導入する

ECサイトで購入時に、自分が希望する決済方法が無いと購入を止めてしまう人も存在します。
そのため、ECサイトで人気の決済方法は一通りそろえておくことで、CVRの低下を防げるでしょう。

支払方法で最もよく利用されているクレジットカードはもちろん、カードを持っていない若年層でも支払いができるコンビニ決済、常に一定の支持がある銀行振り込みなどの基本は押さえておきたいところです。

また、ユーザーによる住所などの情報入力が不要でAmazonアカウントに登録されている決済情報を使って簡単に支払えるAmazon Payは、年々人気が高まっている決済方法なので導入をおすすめします。

顧客にとって利便性の高い決済方法を選択肢に加えることで、購入のハードルを下げてCVRの向上を図ります。

ECサイトの決済方法についてさらに知りたい方は「ECサイトで顧客満足度の高い決済方法はどれ?」の記事をご覧ください。

9.サポート体制を強化する

ECサイトでは、ユーザーに寄り添ったきめ細かいサポート体制を整えることが必要です。
適切なサポートが無いと、ユーザーが購入を断念してしまう可能性が高くなってしまいます。

そこで重要なのが、ユーザーの声に丁寧に耳を傾けながら、最適なサポートチャネルを用意し、サポート体制を強化することです。

例えば、チャットボットなどを活用し、リアルタイムでの質問を対応可能にしたり、よくある質問(FAQ)を整備してユーザー自身による疑問解決を促したりするのは、有効な方法といえます。
また、SNSの投稿に対するユーザーからの質問コメントへ返答することも、サポートのような役割を果たします。

このように購入をサポートするような体制を築けば、ユーザーの不安や疑問が解消され、CVRの向上にもつながります。

10.ペルソナを設定する

CVRを向上させるためのさまざまな施策を立てる際、ターゲットとなるユーザーに合った施策を考えるには、ユーザーを深く理解することが大切です。

そのため、ECサイトの購入者の具体的なペルソナを設定すれば顧客目線に立てるようになり、本当に求められている施策が見えてくるでしょう。

ペルソナとは、属性(年齢、性別、職業、年収など) 、人格(性格、価値観、目標、悩みなど) 、生活習慣(趣味、過ごし方、ストレス発散法など) の項目を設定していきます。

もし複数のペルソナが設定できれば、施策に合わせて使い分けることもできます。

ペルソナを設定すれば顧客目線での施策立案ができるので、施策の効果によるCVR改善も望めるでしょう。
一方でペルソナがないと、誰のためのサイトなのか見失ってしまう恐れもあります。
ユーザー理解を深めるため、ぜひペルソナの設定を行いましょう。

11.広告のターゲティングを最適化する

CVRが低くなってしまう原因でもお伝えしたように、広告を表示するユーザーの絞り込み(広告のターゲティング)を間違ってしまうと、広告費を無駄にしてしまう可能性があります。

そのような事態を避けるためには、広告のターゲティングの見直しが必要です。

具体的には、設定したペルソナと実際の来訪者層に違いがないか、広告に使用したキーワードがペルソナにマッチしているかを確認しましょう。

適切なターゲティングを行うことで、ECサイトに商品ニーズの高いユーザーを呼び込み、CVRの改善が期待できます。

12.ECサイトのメディア化に取り組む

ECサイトはコンテンツマーケティングの手段として活用できます。

メディアECやメディアコマースといわれるように、ECサイト内に自社商品や商品関連のコンテンツを掲載すれば、訪れたユーザーの商品への関心を高められるでしょう。

例えば、自社商品を実際に使った体験談や、商品に関するお役立ち情報などのコンテンツを読んだユーザーは 「この商品なら悩みが解決できそう」 「便利そうだから試してみたい」と、自然と購買意欲が湧いてくるはずです。

また、商品情報だけでなく自社のブランドヒストリー(開発秘話)を紹介すると、ブランドに対してユーザーが共感を抱き、購入へと結びつくこともあります。

ECサイト内でコンテンツマーケティングを実施すると商品やブランドに対する理解が深まり、自然とCVRの向上が期待できるでしょう。

ECサイトのCVR改善に役立つツール

CVRを改善することはECサイトにとって大きな課題であるため、改善をサポートするようなツールもたくさんあります。
どのような機能のツールがあるのか、主なものをご紹介します。

Web解析ツール

CVR向上を目指してWebサイトの改善を行うには、サイトの現状を正しく把握することが何より大切です。
そのためには、訪問者の行動を分析する「Web解析ツール」の活用が欠かせません。

Web解析ツールを使えば、「商品ページでの離脱が多い」「広告からの流入が少ない」といった、ECサイトの課題が見えてきます。
そうした分析結果を基に、コンテンツや導線の改善を重ねることで、CVRの向上が期待できます。

代表的なWeb解析ツールとしては、無料で利用できる「Googleアナリティクス」があります。
訪問者の行動を細かくレポートできるため、CVR改善の糸口をつかめます。

また、カラーミーショップを使っている方は売れる商材の分析や売上予測などができる「カラーミーアナリティクス」も利用できるのでおすすめです。

なお、ECサイトの分析についてやり方や見るべき指標が知りたい方は「ECサイト分析の手法解説!」の記事をぜひご覧ください。

チャットボット/Web接客ツール

ECサイトは実店舗と異なり、ユーザーがショップに訪れたからといってスタッフが接客を行えません。
ですが、自動でオンライン接客を行えるツールが、チャットボット/Web接客ツールです。

例えばカラーミーショップで提供しているWEB接客ツール「Flipdesk」では、ポップアップでキャンペーン情報を表示したり、初めて訪れたユーザーに人気商品やおすすめ商品を提示したりなど、購入を促進するような情報をアピールできます。

ショップのさまざまな情報を伝えることで顧客の購買意欲を刺激し、購入を後押しできるでしょう。
また、チャットボットによる即座の返信があることで、不安や疑問を解消し、スムーズな購入が可能になります。

チャットボット/Web接客ツールは顧客のつまずきを解消し、ECサイトの利便性を高めることでCVR改善に大きく貢献すると考えられます。

ECサイトのCVR改善の成功事例

最後は、実際にECサイトのCVR(売上)の改善に成功したショップさんをご紹介します。

ヨーグルトモーニング

季節ごとの旬の素材を使ったヨーグルトが人気の福島県の「ヨーグルト専門店モーニング」さん。
スマートフォンでの購入が多くなったことをきっかけにリニューアルを行い、CVRを160%までアップさせることに成功しました。

とにかくスマホでの操作性を追求することに決め、専門の制作会社に相談。
何度も修正を繰り返し、今のようなユーザビリティの高いサイトが完成したそうです。

スマートフォンユーザーの購入体験を改善したことで、CVRの大幅アップが実現できた成功事例です。

ヨーグルトモーニングさんの成功例についてさらに知りたい方は、下記のインタビューをご覧ください。

>>>「ヨーグルトモーニング」の成功事例を読む

鎌倉まめや

鎌倉を中心に神奈川で豆菓子専門店を展開する「鎌倉まめや」さんは、ECサイトの引っ越しをきっかけにショップを全面改修したことで、ECサイトの売上がそれまでの1.5倍になりました。

一番大きな要因として考えられるのは、決済方法を充実させたことだそうです。
購入時に個人情報の入力が必要ない決済方法であるAmazon Payは、クレジットカードの次に利用されています。

便利な決済方法を導入したことでユーザーが購入しやすくなり、CVRがアップして売上につながったのではないでしょうか。

鎌倉まめやさんの成功例についてさらに知りたい方は下記のインタビューをご覧ください。

>>>「鎌倉まめや」の成功事例を読む

まとめ

ECサイトのCVR(コンバージョン率)を上げるための方法は、主に以下のように12個あります。

  • 1.サイト構造を見直す
  • 2.モバイル対応を強化する
  • 3.導線設計を改善する
  • 4.商品ページ(商品画像)を充実させる
  • 5.フォームを入力しやすくする
  • 6.ユーザー好みの商品を提案する
  • 7.レビュー(口コミ)を活用する
  • 8.人気決済方法を導入する
  • 9.サポート体制を強化する
  • 10.ペルソナを設定する
  • 11.広告のターゲティングを最適化する
  • 12.ECサイトのメディア化に取り組む

CVRは、ECサイトの売上に直結する重要な指標です。

施策を実行したからといって翌日から急上昇することはありませんが、サイトの使いやすさ、商品の魅力、ターゲティングの精度など、あらゆる側面から地道に改善を重ねていけば、必ずCVRは向上していくでしょう。

ぜひさまざまな施策を組み合わせながら、継続的にCVRの改善に取り組んでくださいね。

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ネットショップ集客のコツ!9つの集客力アップ方法と難易度も紹介!

ネットショップを開店したら、すぐにでも始めなければならないのは集客です。
なぜなら実店舗のように建物があるわけではないので、自社で宣伝して集客しないとショップを開店したことにユーザーは気付けないからです。

ネットショップ(ECサイト)の集客方法は主に下記の9つ挙げられます。

  • 1.SNS運用
  • 2.SEO対策
  • 3.オウンドメディア(ブログ)運営
  • 4.広告の出稿
  • 5.メルマガ
  • 6.動画マーケティング
  • 7.プレスリリース
  • 8.インフルエンサーへの宣伝依頼
  • 9.クラウドファンディング

この記事ではそれぞれの集客方法について、特徴や難易度などを紹介します。

ツクルくん
ツクルくん

集客を始めないと売上が出ないのはわかるんだけど、じゃあ何をすればいいの?色々方法があるから、どれに手を付ければいいのかわからない…。

カラミちゃん
カラミちゃん

そんなツクル君のために今回はネットショップの代表的な集客方法を9つご紹介します。難易度も書いてあるので、自分ができそうなことから始めてみてくださいね。

目次

  • ネットショップに集客が必要な理由
  • 【集客方法1】SNS運用
  • 【集客方法2】SEO対策
  • 【集客方法3】オウンドメディア(ブログ)運営
  • 【集客方法4】広告の出稿
  • 【集客方法5】メルマガ
  • 【集客方法6】動画マーケティング
  • 【集客方法7】プレスリリース
  • 【集客方法8】インフルエンサーへの宣伝依頼
  • 【集客方法9】クラウドファンディング
  • 集客したら必ず分析・効果検証を行おう
  • 無料と有料の集客方法は並行して行うのがベスト
  • ネットショップ集客のリソースが足りない時の対処法
  • まとめ

ネットショップに集客が必要な理由

「ネットショップを始めたら集客は必須」といわれるのは、なぜなのでしょうか。
まず1つ目の理由は、自分達でお店をアピールしていかないと、誰も存在に気付けないからです。

実店舗のように建物があるわけではないので、ショップがお店の入り口であるURLを宣伝して、訪れてもらう必要があります。

2つ目の理由は売上に直結するためです。
ネットショップの売上は、下記の方程式で計算されます。

  • ネットショップの売上=訪問者数×購入率×客単価

上記の式からわかるように、訪問者数は売上を構成する重要な3つの要素のうちの1つです。
訪問者数がいないと、購入率や客単価が良くても売上は立ちません。

訪問者数を増やすには、ネットショップの存在を知ってもらい誘導するための集客が重要ということです。

また集客をすることで、どのページの閲覧が多いか、アクセス数に対する購入率はどのくらいか、売れ筋商品は何かなど、今後の商品企画や売上向上に役立つ情報が収集できるというメリットもあります。

ネットショップへの流入経路は5つ

ネットショップへ集客する方法を学ぶ前に、ユーザーがネットショップへ訪れる方法(流入経路)を把握しておきましょう。

ネットショップの流入経路は主に下記の5つです。

  • ・広告流入
  • ・オーガニック(自然検索)流入
  • ・SNS流入
  • ・被リンクからの流入
  • ・直接流入

それぞれどのような経路なのか、下記で詳しく見ていきましょう。

広告流入

Web上に掲載された広告から流入することです。

ユーザーがGoogleなどの検索エンジンで何かのキーワードを検索した時に表示されるリスティング広告や、Webサイトの広告枠に表示されるディスプレイ広告などがあります。

オーガニック(自然検索)流入

オーガニック検索(自然検索)流入は、検索結果で表示されたURLをクリックしてサイトを訪れることをいいます。

ユーザーは特定の商品名やサービス名で検索せず、例えば「健康 おやつ」「1人暮らし  テーブル」など探したい商品のヒントとなるキーワードで検索した結果から気になるURLをクリックするのです。

検索結果の上位になればなるほどサイトが見られやすいため、各社は上位表示されるためのSEO対策を行っています。

SNS流入

InstagramやLINEなどのSNSの公式アカウントに掲載されているURLや、あるユーザーが自社を紹介した投稿のリンクから他のユーザーがサイトへ流入することです。

Instagramの画像や動画を経由して商品ページに遷移する「Instagramショッピング機能」からの流入もあります。
SNS流入は、投稿が多くの人に気に入られれば、よりたくさんのユーザーに情報が拡散されやすいのが特徴です。

被リンクからの流入

外部のWebサイトに掲載された自社URLからの流入経路をいいます。
被リンクが多いと、検索エンジンから信頼性が高いと判断されやすくなり、オーガニック検索で上位表示されやすいといわれています。

直接流入

ユーザーが何も介さずに直接流入することです。
ユーザーが検索窓に直接URLを入力する、ブックマークのURLをクリックする、メルマガのURLをクリックして訪問するといった場合は、すべて直接流入とされます。

ネットショップをすでに知っているユーザーの訪問が想定されるため、リピーターが多いほど直接流入も増える傾向にあります。

【集客方法1】SNS運用

費用 無料(※自社で運用する場合)
難易度 初級

集客方法としてまず挙げたいのが、SNS運用です。
基本的に無料で始められ、スマホさえあれば手軽にできるので初心者におすすめです。

今やSNSを行うことは個人でも当たり前となっているため、押さえておきたい集客方法といえるでしょう。

ここから、SNS運用で集客する大まかな手順をご紹介していきます。

まずは自社・ショップに合ったSNSを選ぼう

ショップとユーザーが交流をもつ場としてSNSを利用すれば、イベント情報や新商品の情報などをお知らせすることができます。
またこのSNSがあれば、自分のネットショップへ来店してもらうきっかけにもなるでしょう。

ただ、SNSといってもいくつかあるため、自社に合ったSNSを選ぶことがポイントの1つです。
代表的なものとしてInstagram、X、Facebookが挙げられるので、それぞれの特徴をご紹介します。

SNS種類 月間の利用者数 特徴
Instagram 3,300万人

※2019年6月時点

・写真や動画、文字
・20~30代の女性利用者が多い
・投稿、閲覧はスマートフォンが中心
・キーワードをタグ付けできる(ハッシュタグ)
・ハッシュタグで検索するユーザーが増加している
・ファッションやグルメなど画像訴求できるジャンルがおすすめ
X 4,500万人

※2017年10月時点

・140文字の文章、写真や動画
・10代~30代男女が中心
・拡散力の高い機能がある(リポスト)
・投稿にリンク設定可能
・タイムリーな話題が向いているため、新商品やセールのお知らせなどの利用がおすすめ
Facebook 2,600万人

※2019年7月時点

・写真や動画、文字
・20代~40代男女が中心
・実名制(InstagramやTwitterは匿名)
・長文の文字も可能
・Facebookイベント機能があるためイベント情報などの利用もおすすめ

上記の特徴を参考に自社の商材と相性が良いSNSを開始しましょう。

ちなみに開店して3ヵ月以内に初売上があった先輩ショップのSNS利用アンケート結果(※2020年10月実施)がありますので、参考にしてみてください。

先輩ショップに学ぶ!初売上につながったSNSはどれ?SNS別商材・ジャンルも合わせて聞きました。

開店して3ヵ月以内に初売上があった先輩ショップにアンケートを取ったところ、利用していたSNSはInstagramが一番多い結果でした。

上記のアンケートで、各SNSを利用しているお店の商材ジャンルは、以下の通りです。
自社でどのSNSを利用しようか迷っている方は、参考にしてみてください。

◆Instagramのアンケート結果

◆Twitterのアンケート結果

◆Facebookのアンケート結果

次にショップのオープンキャンペーンを企画しよう

自分のショップに合ったSNSを開設したらオープンキャンペーンを行いましょう。

例えば、

  • ・1部の商品が割引価格で購入可能
  • ・全商品が割引価格で購入可能
  • ・送料無料
  • ・次回利用可能なクーポン
  • ・購入者にもれなく特典がつく

などが挙げられます。

初めてのユーザーでも購入したくなるような割引や特典があると、購入のハードルが下がります。

送料無料の商品設定方法などは下図の動画を参照ください。

準備ができたらSNSで告知しよう

オープンキャンペーンの内容が固まったら、開設したSNSに投稿しましょう。
またキャンペーンの投稿だけでなく、週1回以上投稿をしてきましょう。

投稿する内容は既存商品/新商品/キャンペーンなどの情報が中心となりますが、投稿する内容で迷ったら下記の「開店3ヵ月以内に初売上があった先輩ショップの反響があった投稿内容」を参考にしてみてください。

先輩ショップに学ぶ!SNSで反応が良かった投稿はどんなものがあるの?

開店して3ヵ月以内に初売上があった先輩ショップに「SNSに投稿して、いいねなどの影響が大きかった投稿は?」というアンケートを取りました。

①キャンペーン情報の投稿

SALE情報やイベント情報、オープニングキャンペーン、プレゼント企画などのキャンペーン情報をSNSに投稿したところ反響があったそうです。他にも期間限定の送料無料キャンペーンや普段は行わないが売れ筋の商品をお得なセットで販売することを投稿したところ売上につながったそうです。

②商品紹介の投稿

新商品の紹介や人気商品の再入荷情報、商品の魅力を画像と文字で率直に伝える投稿をしたところ、反響があったそうです。他にも「リースの写真類はいいねの数が極端に増える」「ハギレなどのお買い得なセットの紹介は反応が良かった」という声もありました。

③開店報告の投稿

「オンラインショップ開店します!」や「ネットショップ開設しました!」といった店舗オープンの報告を投稿したところ反響があったそうです。

④写真や動画の投稿

料理や現地の写真、使用例や写真撮影に試行錯誤する様子、日常の商品制作の風景画像などの投稿をしたところ反響があったそうです。その他には「作成過程の動画でいいねが3,000件以上集まった」「日常で自身の製作した作品を写した写真やムービーの投稿したところいいねが多かった」という声もありました。

カラミちゃん
カラミちゃん

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フォロワー数を増やしていこう

SNSで継続して投稿を増やしながら、フォロワーを増やしていきましょう。
フォロワーを増やすには自分のSNSアカウントのプロフィールを充実させたり、自社商品が好きそうなユーザーを探して自らフォローをするなど地道にやっていくことが大切です。

ちなみに開店後3ヵ月以内に初売上があったショップのフォロワー数は以下の通りです。

先輩ショップに学ぶ!初売上につながった時のSNSのフォロワー数はどれくらい?

開店して3ヵ月以内に初売上があった先輩ショップに、当時のフォロワー数についてアンケートを取りました。
3割のショップさんが当時のフォロワー数が100人未満で初売上が発生しておりますが、一方7割のショップが100人以上のフォロワー数がいたときに初売上が発生していました。開店後早期に初売上をあげていくためには、フォロワー数を増やしていくことも大事になってきます。

まずはユーザーのフォローをしながら、投稿数を増やすことを目標にして動きましょう。

カラミちゃん
カラミちゃん

Instagramでのフォローを増やすノウハウをこちらの記事で解説しているので合わせてチェックしてみてください!

Instagramのフォロワーをガツンと増やす!超大事な4つのポイント
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【集客方法2】SEO対策

費用 無料(社内リソースで対応する場合)
難易度 初級~中級

2つ目の集客方法はSEO対策です。
SEO対策とはGoogleなどの検索結果の中で、自社のショップページを上位に表示させるために行う対策のことをいいます。

SEO対策というと、ECサイトにコンテンツ(記事)を掲載して自然検索流入を目指すコンテンツSEOしかないと思いがちですが、ECサイト(Webサイト)自体にもSEO対策を施せるのです。

ECサイト自体に対するSEO対策はそこまで難しくありませんので、初心者でも手軽に始められるでしょう。

ではここから、開店して3ヵ月以内に初売上があったネットショップが行ったSEO対策についてご紹介します。

先輩ショップに聞いてみた!初売上につながったSEO対策とは

開店して3ヵ月以内に初売上があった先輩ショップにアンケートを取ったところ、SEO対策で具体的に行ったことは以下の通りでした。

一番SEO対策として行っていたことは「ディスクリプションを増やす」ことでした。

このディスクリプションは何かというと、Googleに自分のショップではどのような商材を扱っているかを入力する箇所のことをいいます。
カラーミーショップでは「共通のディスクリプション」という箇所から設定・編集が可能です。

また、上記のSEO対策を行った結果、アクセス数はどのくらい変化したかのアンケートを取りました。
40.7%が月間100PV以上のアクセス数が上昇、34.9%が100PV-500PV未満のアクセス数の増加となりました。

上記の先輩ショップのアンケ―トも踏まえ、カラーミーショップでネットショップを開店したら、この設定だけは忘れないで!という3つのSEO対策をご紹介します。

対策1:共通ディスクリプションを追加しよう

Googleなどの検索エンジンにサイト情報を表示させやすくなるため、下図の「共通項目のページ概要(description)」という箇所に、お店の自己紹介や要約文を入れていきましょう。

お店の自己紹介や要約文は、​​​​​お店の所在地や扱っている商材、商品名や特徴など自社のお店を探しているユーザーが検索するであろうキーワードを文章にして、入力すると検索対策になります。

▼共通ページのdescriptionを設定する

ショップの自己紹介や要約文をどのようにして書けばよいかわからない方は、下記の動画をご視聴ください。

▽​​​​​​検索エンジン対策「共通項目のdescription」

対策2:カテゴリーページのディスクリプションを追加しよう

上記の共通のディスクリプションとは別に、カテゴリーページやグループページにもディスクリプションを入力しておくと、Googleなどの検索エンジンにサイト情報を表示させやすくなります。
下図の「共通項目のページ概要(description)」という箇所に、 お店の自己紹介や要約文を入れていきましょう。

ちなみにdescription(ディスクリプション)は簡単にいえば、 「このページが何のページなのかを紹介する文章・ページの要約文」です。
主にGoogleなどの検索エンジンに、ページ内容の要約を伝える役割があります。

見落としがちなカテゴリーページの検索エンジン対策は、やって損はないので、まだ設定していない方は早速設定しておきましょう。

▼共通ページのdescriptionを設定する

ショップの自己紹介や要約文をどのようにして書けばよいかわからない方は、下記の動画をご視聴ください。

▽​​​​​​検索エンジン対策「共通項目のdescription」

対策3:Googleに自分のショップを表示させよう

インターネット上でネットショップを開設しても、

「自分の店名をGoogleで検索しても自分のショップが出てこない!」

という場合があります。

なぜGoogleの検索結果に自分のショップが表示されないかというと、Googleの検索ロボットが自社のショップをGoogle検索結果に登録していないからです。

通常、何もしなくてもGoogle検索ロボットがお店を発見し、Google検索結果に表示するように登録をしてくれますが、時間がかかります。

すぐにGoogle検索結果に自分のショップを表示させる方法は、Google検索ロボットに自分のショップの存在を知らせることが必要です。

では、Google検索ロボットに自分のショップを知らせるにはどうすればよいかというと、Google Search Console(グーグルサーチコンソール)の設定が必要です。

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)を設定することで、自分のショップをGoogle検索結果に表示させやすくなるので、早めに対応しておきましょう。

▼Google Search Consoleの設定方法

また、よむよむカラーミーでは、「ECサイトのSEO対策」についてや「コンテンツSEO」についても記事で詳しく紹介していますので、気になる方は読んでみてくださいね。

【集客方法3】オウンドメディア(ブログ)運営

費用 無料~
難易度 初級~上級

オウンドメディアとは本来は自社が所有・管理する全てのメディア(HPや公式SNSアカウントなど)のことですが、一般的には記事やコンテンツを掲載する自社のWebサイト(ブログサイト)を指すことが多いです。

オウンドメディアを運営して、自社商品やサービス関連のコンテンツ(記事)を発信していくことで、オーガニック検索などからの流入をねらいます。

また、オウンドメディアはネットショップの認知拡大やファン獲得、最終的な購入へとつなげることを目的とすることも多いです。
なお、オウンドメディアとECサイトが一体となっている場合は、メディアECやメディアコマースともいわれます。

無料のブログサービスを使い、簡単なお知らせなどを掲載するだけなら無料で初心者でも簡単に取り組めます。

ですが、本格的なサイトを構築してコンテンツも外部に依頼する場合は、場合によっては数十万円ほどのコストがかかる可能性もあります。

また、オウンドメディア運営は無料で始められるものの、成果が出るまでに数ヵ月かかるといわれています。

オウンドメディアの作り方について詳しくは「オウンドメディアの作り方は?」の記事を参考にしてください。

【集客方法4】広告の出稿

費用 数万円~(広告の種類や課金形態で異なる)
難易度 初級~中級

Web上に表示される自社の広告をクリックしてもらうことで、ネットショップに集客する方法です。
広告は人目に触れやすいため、短期間で集客できる点がメリットです。

また、自社のターゲットとする層に絞り込んで広告を表示することも可能なので、購入につながる可能性もあります。

ただし、出稿する広告や課金形態によっては、想定以上にコストがかかったり、広告を止めてしまうと露出が一切なくなったり、といったことが注意点として挙げられます。

Web広告といってもさまざまな種類があるので、主なものをご紹介します。

リスティング広告

リスティング広告は検索連動型の広告です。
検索エンジンでユーザーが何かキーワードを入力して検索すると、キーワードに関連する広告が表示される仕組みです。

キーワードに連動して表示されることから、ユーザーの興味関心を引きやすく即効性が高いのがメリットです。
デメリットとしては、人気のキーワードは競争率が高く単価も高額なため、コストが増えやすいことでしょう。

Googleショッピング広告

リスティング広告の一種で、「ウォーキングシューズ 女性」などと入れると、実際に商品として販売されているウォーキングシューズの写真と価格がGoogleの検索結果に表示されます。

メリットとしては、通常のリスティング広告よりも視覚的効果が高く、写真と価格が表示されているので購入する可能性の高い人にクリックしてもらいやすい点が挙げられます。

ただし購入されやすい分、通常のリスティング広告よりも単価が高くなりがちです。

なお、Googleショッピング広告については有識者の方に活用方法などを伺ったインタビューがありますので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。

Googleショッピングって取り組むべき?メリットと活用のコツをYuwai田中さんに聞いてみた。
続きを見る

ディスプレイ広告

Webサイトの広告枠に、バナーや動画などで表示される広告のことです。
画像などで視覚的な訴求ができるので、ブランドや商品が認知されやすいでしょう。
ですが、ユーザーが主体的に検索した結果に連動するリスティング広告と比べると、購入につながりにくいとされています。

SNS広告

XやInstagramなどのSNSのタイムライン(フィード)に、通常の投稿と同じように広告が表示されます。
通常の投稿に交じっているので、ユーザーに見てもらいやすく、年齢や興味関心などで表示したいユーザーを絞れるのが特徴です。

アフィリエイト広告

アフィリエイター(広告掲載者)のブログやWebサイトで宣伝してもらう方法です。
基本的には成功報酬型であるため、費用対効果が高い広告といえるでしょう。

宣伝を自社で行わなくて良い反面、意図しない表現や訴求が行われてしまい、ブランドや商品のイメージが低下してしまうというリスクもあります。

リマーケティング広告

ネットショップを訪問したことがあるものの、何らかの理由により離脱したユーザーを追跡して表示する広告をいいます。

他の商品との比較のために離脱したユーザーもいると考えられるので、購入意欲のあるユーザーに再度アプローチをかけられるのが特徴です。

【集客方法5】メルマガ

費用 無料、有料の場合は数千円~(メルマガ配信サービスを利用する場合)
難易度 初級

メルマガを配信してユーザーに対してイベントやキャンペーン情報などを訴求し、集客する方法です。
基本的にはメルマガ登録したユーザーに配信するため、商品やサービスを利用したことがあるリピーター向けの施策になります。

ユーザーと定期的にコミュニケーションを取ることで、再度利用してもらえる可能性が高まるでしょう。
ただし、目を引くようなタイトル付けや読んでもらうための内容など工夫が必要なこと、そもそもメルマガ登録までのハードルが高いということが注意点です。

【集客方法6】動画マーケティング

費用 無料(内製する場合)
難易度 上級

YouTubeで公式チャンネルを作って動画を配信したり、Instagramでインスタライブを行ったりなど、動画を使って視聴経由で集客する方法です。

動画なので、さまざまな細かい情報を短時間で伝えられ、記憶にも残りやすいといわれています。
ですが動画は、メルマガや記事制作よりも時間やコストがかかるでしょう。

【集客方法7】プレスリリース

費用 数万円~
難易度 中級

メディアに拡散してもらうことを目的に、自社の新商品やサービスの情報をプレスリリースサービスで配信する方法です。

メディア記者の目に留まれば、第三者視点で記事化されるため、広告色が薄く、ユーザーに受け入れてもらいやすいでしょう。
メディアの情報拡散力を利用できるのもポイントです。

ただし、プレスリリースを打てば必ず記事化されるという訳ではないので、メディアに取り上げてもらうために、配信時期や内容などを工夫する必要があります。

【集客方法8】インフルエンサーへの宣伝依頼

費用 数万円~
難易度 中級

ユーチューバーやインスタグラマーなど、SNSで人気のあるインフルエンサーに宣伝してもらって集客するという方法もあります。

インフルエンサーには拡散力があるので、より多くの人に商品やサービスを認知してもらえるだけでなく、多くのフォロワーに好意的に受け止めてもらえる可能性が高いです。

宣伝費用はフォロワー単価で決まることが多いため、フォロワー数の多いインフルエンサーに依頼するほど高額になる点に注意しましょう。

【集客方法9】クラウドファンディング

費用 無料または手数料10%程度~
難易度 中級

クラウドファンディングサイトには毎日さまざまな人が訪れるので、商品化やサービス化のためにクラウドファンディングを募りながら、結果的に集客にもなります。

ポイントとしては、人々に共感されるようなブランド背景や商品の制作ストーリーを掲載することです。
クラウドファンディングは、さまざまなプロジェクトを応援したいと思っている人がほとんどなので、商品やサービスの想いを十分に届けて魅力的に感じてもらうことがコツでしょう。

集客したら必ず分析・効果検証を行おう

ネットショップの集客方法を紹介してきましたが、施策を実行した後にきちんと検証しなければ効果があったのかどうかがわかりません。

もし効果が無かったり、費用対効果が悪かったりした場合は別の方法を見直す必要もあるでしょう。
ここでは、分析や効果検証に使えるツールをご紹介します。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、一番有名な無料の分析Webツールの1つです。
例えば、以下の分析が行えます。

  • ・ユーザーの流入経路
  • ・流入経路別のコンバージョン率
  • ・ユーザーの属性別の行動傾向
  • ・ユーザーの離脱率
  • ・ユーザーの閲覧数が多いページ
  • ・ユーザーの平均購入額 など

ユーザーの行動分析に優れたツールなので、ネットショップ内でのユーザーの行動の傾向や流入経路の把握などに役立ちます。
Googleアナリティクスの使い方に関しては、多くの書籍やノウハウ記事などがあることから、自分で学びやすいツールでしょう。

無料と有料の集客方法は並行して行うのがベスト

ここまでで無料と有料の集客方法をご紹介してきましたが、どれか1つに限らずできれば無料と有料の方法を並行して行うと一番集客効果があるといえます。

広告出稿やプレスリリース、インフルエンサーへの宣伝依頼など、コストがかかる有料の集客方法は、短期間で効果が出やすいメリットがあります。
ただし、コンテンツとして形に残るものは少ないです。

一方、オウンドメディアやSNS運用などの無料もしくは、ほとんどコストをかけずにできる集客方法は、効果が出るまでに時間がかかります。
ですがコンテンツとして蓄積されるため、細く長く継続するほどに集客効果は高まります。

無料の集客方法、有料の集客方法にはそれぞれデメリットがあるため、両方を組み合わせて実行することで双方の弱点を補完できるでしょう。

ネットショップ集客のリソースが足りない時の対処法

きちんと集客したいけれど、そこまで手が回らないというショップも多いでしょう。
ですが、継続的に集客を行わないとネットショップの売上は落ちていってしまいます。

ここでは社内での集客リソースが足りない場合の対処法として集客ツールや集客代行をご紹介しますので、利用を検討してみましょう。

集客ツールを導入する

集客方法を実行するのに役立つのが、集客ツールです。
カラーミーショップでは、「AdSIST」という集客ツールが利用できます。
カラーミーショップの商品データを自動取得して、InstagramやLINEなどの主要メディアに簡単に広告が出稿できるツールです。

知識がなくても集客に役立つ広告を出稿でき、1日1,000円からと低コストで広告運用が可能なので広告が初めての方でも安心でしょう。

集客代行を利用する

集客代行は、自社に代わって集客を行うサービスです。
Web広告の代行、SNS運用の代行、SEO対策の代行、コンテンツ(記事)制作の代行などがあります。

専門の知識やスキルを持つ代行会社に集客を依頼できるので、これまでの集客ノウハウにより、効率的に集客できるでしょう。
社内で試行錯誤を重ねるよりも短期的に効果を得やすいのもポイントです。

ただし、企業によって得意な分野と不得意な分野があります。
必ずしも期待する効果が得られるわけではないということは理解したうえで、利用しましょう。

まとめ

ネットショップ開店後には集客が必須です。
その方法としては、主に以下の9つがあります。

  • 1.SNS運用
  • 2.SEO対策
  • 3.オウンドメディア(ブログ)運営
  • 4.広告の出稿
  • 5.メルマガ
  • 6.動画マーケティング
  • 7.プレスリリース
  • 8.インフルエンサーへの宣伝依頼
  • 9.クラウドファンディング

どれを始めていいかわからない場合は、無料で手軽に始められるSNS運用がおすすめでしょう。

カラミちゃん
カラミちゃん

ぜひ今回ご紹介した施策内容を参考に注力してみてくださいね!

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ECサイトのA/Bテストとは?やり方や効果的な活用方法と注意点を解説!

A/Bテストとは、AパターンとBパターンを比較して効果を検証するテスト手法のことです。
ECサイトにおいても、多く利用されています。
この記事はまだあまりA/Bテストを知らない方に向けて、概要や手順など基本をご紹介します。

ツクルくん
ツクルくん

ECサイトのA/Bテストって聞くとすごいレベルが高そうだね。

カラミちゃん
カラミちゃん

確かに聞き慣れないかもしれませんが、そんなに難しく考えることはありませんよ。これからわかりやすく解説していきます。

目次

  • A/Bテストとは?どういう意味
  • ECサイトにA/Bテストは必要?メリットとは
  • ECサイトのA/Bテストのやり方・手順
  • ECサイトでのA/Bテストの効果的な活用例
  • ECサイトで効果的にA/Bテストを行うポイント
  • ECサイトのA/Bテストの注意点
  • ECサイトのA/Bテストでおすすめのツール
  • まとめ

A/Bテストとは?どういう意味

A/Bテストとは、WebサイトやWebマーケティング(広告やメルマガなど)などで使われる、改善を目的としたテスト手法です。
A/Bとは2つのパターン(バリエーション)のことを指し、異なるデザインやコンテンツ、機能などA/Bの2パターンを用意し、どちらが効果的かを検証します。

例えば、「A:現在の広告バナーのデザイン」と「B:新しい広告バナーのデザイン」を用意し、訪問者をA/Bに分けて表示し、どちらの広告デザインがクリック率は高かったかを比較・分析します。

A/Bテストは、Webサイトだけでなく、広告バナー、メールマーケティング、アプリの改善などさまざまな場面で活用されています。

ECサイトにおけるA/Bテストとは?

Webサイトの一種であるECサイトでも、A/Bテストはよく利用されています。

ECサイトにおけるA/Bテストでは、2つの異なるデザインやコンテンツを用意し、サイト訪問者をランダムに2つのパターンに振り分けて、どちらのほうが成果(コンバージョン率など)が上がるのかを検証します。

ECサイトでよくA/Bテストが行われる理由は、顧客目線でサイトをより購入しやすく改善することで、売上げ向上につなげるためです。

A/Bテストを利用すれば、運営側の直観や感覚ではなく、デザインやコンテンツの違いが購買に与える影響を実験によりきちんと検証して、サイト改善できるでしょう。

多変量テストとの違いは?

多変量テストとは、複数の要素を組み合わせて同時に検証するテスト手法です。
例えば、ページのデザイン(Aパターン/Bパターン)、ボタンの色(赤/青)、テキストメッセージ(有/無)の3つの要素を組み合わせた場合は2×2×2なので8パターン比較できます。

A/Bテストとの違いは比べる要素の数です。
A/Bテストは、ページのデザインにおいてAパターンとBパターンの2パターンを比べるなど、1要素のみを比較するシンプルな手法です。

複数の要素を組み合わせる多変量テストは、複数の小さな変更点を同時に検証したい場合に有効といえます。

ECサイトにA/Bテストは必要?メリットとは

2つのパターンを比べられるA/BテストをECサイトで利用することは、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ECサイトにおけるA/Bテストの必要性という観点から見ていきましょう。

顧客体験の改善につながる

ECサイトにおけるA/Bテストでは、サイトのさまざまな要素を変更し、どのパターンがユーザーにとって使いやすいかを検証します。

そのため、A/Bテストを繰り返し、サイト全体をユーザーの反応が良かったパターンに変更していくことで、ユーザーにとって使いやすいサイトになり、サイトにおける顧客体験の改善につながるでしょう。

例えば「メインページレイアウト」や「商品画像と商品説明文」などの変更点をA/Bテストで検証し、ユーザーにとって最適なパターンを採用することで、サイトの利便性が向上します。

ユーザビリティが改善されれば、UX(ユーザーエクスペリエンス・顧客体験)の向上にもつながり、結果としてページ滞在時間の延長やクリック数の増加、離脱率の減少なども実感できるでしょう。

コンバージョン率アップが期待できる

A/Bテストを活用することでサイト訪問者の購買に関する行動を適切に把握し、コンバージョン率の向上が期待できます。

例えば、商品ページのレイアウトをAパターンとBパターンで分け、それぞれのコンバージョン率を測定します。
パターンAのほうがコンバージョン率が高ければ、そのレイアウトを採用することで売上アップが見込めるでしょう。

A/Bテストによりサイト訪問者の反応を客観的に検証できるため、効果の高い施策を見つけやすくなります。
また、試行錯誤を重ねることで徐々にコンバージョン率を上昇させていくことができるのが、大きなメリットです。

サイト訪問者の行動分析が可能になる

ECサイトにおけるA/Bテストの大きなメリットの1つに、サイト訪問者の行動を詳しく分析できることが挙げられます。

A/Bテストでは訪問者を2つのパターン(A/B)にランダムに分け、それぞれのパターンに割り振られた訪問者の行動を比較・分析します。

具体的には、以下のような行動です。

  • ・商品ページの滞在時間の違い
  • ・カートに商品を入れる人の割合の違い
  • ・実際に購入する人の割合の違い など

A/Bテストの結果を確認する際、購入までの各ステップでの行動を数値化して把握できます。
そしてこの分析結果を基にすれば、効果的な改善策を立てられるのです。

ECサイトのA/Bテストのやり方・手順

ECサイトにとってA/Bテストを導入することは、コンバージョン率の改善に役立つなどのメリットがあることがわかりました。
ここからは実際に、ECサイトでA/Bテストを行う際の大まかな手順をご紹介します。

目的とテスト対象を決める

ECサイトでA/Bテストを行う際、最初に行うべきことは目的とテスト対象を決めることです。
まず、「コンバージョン率(CVR)の向上」「ユーザー体験(UX)の改善」など、なぜA/Bテストを行うのかの目的を考えます。

すんなり目的が決められない場合は、日々のECサイトの分析で得られた結果を確認して、ECサイトの課題や問題点を元に目的を定めるのもおすすめです。
目的が決まったら、テスト対象も選びます。

テスト対象とは、A/Bテストで検証するECサイトの内の具体的な箇所のことです。
例えば、以下のような要素がテスト対象として挙げられます。

  • ・キャンペーンバナーのデザイン
  • ・新規会員登録フォームの質問項目
  • ・商品ページの動画の有無 など

対象や目的を明確に設定しないと、テストの方向性が定まらず、無駄にリソースを割いてしまったり適切な改善が行えなかったりなどの問題が生じかねません。

変更ポイントの仮説を立てる

サイト改善のために変更しようとしている箇所についての仮説を立てることも、A/Bテストでは重要です。

仮説とは「トップページのバナー画像のデザインを変更することで、訪問者の注目が集まり商品ページへの誘導率が上がるのではないか」「商品ページの価格表示方法を変更することで、割安感が出て購入率が上がるのではないか」といったような、変更によって改善されるであろうポイントを考えることです。

なお仮説を立てる際は、先ほど決めた目的をベースに考えます。
A/BテストはECサイトを改善するために行う手段なので、仮説と目的の方向性がずれてしまっていては、きちんとした改善施策を立てられません。

目的に基づいた具体的な仮説を立てることで、A/Bテストの結果を適切に検証し、サイト改善につなげることができます。

A/Bパターンを作成する

A/Bテストでは変更前の状態をAパターン、変更後の状態をBパターンと呼びます。
目的に沿ってどの要素をどう変更するかを検討し、Aパターン(変更前)とBパターン(変更後)を作成します。

以下は、AパターンBパターンの例です。

  • 【CTAボタンの色】
  • Aパターン:緑色の「資料をダウンロード」
  • Bパターン:赤色の「資料をダウンロード」
  • 【メインビジュアル画像】
  • Aパターン:オフィス街の風景
  • Bパターン:製品の実際の使用風景

このように、Aパターン・Bパターンにはっきり差を付けることが重要です。
また、複数の要素を同時に変更してしまうと、どの変更点が効果的だったのかを特定できなくなってしまいます。

変更する要素を1点に絞り込みAパターン・Bパターンの違いを比べることで、どの変更点が効果的だったか明確に把握できます。

データを収集して分析する

A/Bパターンを作成してテストを実施した後は、目的や仮説を確認しながらデータ収集を行います。
収集したデータを見比べ、ユーザーの反応にどう違いがあったかを分析しましょう。

分析の際は後ほども解説しますが、期間中の他の要因(キャンペーンなど)が無かったかなどの点にも、注意が必要です。

また、最初に立てた仮説とは異なり、変更後のほうが結果が悪くなるということもあります。
その場合は再度、AパターンとBパターンを練り直してテストを行いましょう。

ECサイトでのA/Bテストの効果的な活用例

A/Bテストの概要がわかったところで、ECサイトでどのように活用すれば良いのでしょうか。
効果的なA/Bテストの活用例について3つご紹介します。

商品ページのレイアウト変更

ECサイトにおいて、商品ページのレイアウトは購買行動に大きな影響を及ぼします。
ですが、最適なレイアウトといっても、商品カテゴリや顧客ターゲットによって異なるため、一概に良し悪しを判断することはできません。

そこで、商品ページのレイアウト変更においてA/Bテストを活用することが最適なのです。
A/Bテストを繰り返して各パターンでの購買データを収集・分析していけば、自社のショップにとって商品購入に至りやすい最適なレイアウトを見つけることができます。

A/Bテストを行うことで、運営側の想定に頼るのではなく、実データに基づいたレイアウトの判断が可能になります。
またテスト中のサイト訪問者の行動を分析すれば、より良いレイアウトデザインのヒントを得られるでしょう。

商品ページは購買の最終関門です。そのレイアウトを改善するには、A/Bテストによる客観的な検証が有効といえます。

CTAボタンの色や文言変更

ユーザーに製品やサービスの購入、資料のダウンロードなどを促す重要な役割を果たしているのがCTAボタンです。

色やデザインの違いで注目度が変わったり、文言の違いにより心理的な反応が変わったりなど、CTAボタンの細かな変更がユーザーの行動に影響を与えるため、A/Bテストにより、どの変更がより効果的かを検証することが重要といえます。

また、ECサイトではユーザー属性によってCTAボタンへの反応が異なることが多いため、A/Bテストを活用することで、より最適な組み合わせを見つけることができるのです。

チェックアウトフォームの簡素化

ECサイトのチェックアウトフォーム(住所などの情報入力フォーム)は、できるだけ簡単に入力できるほうがいいといわれています。

フォームが複雑だと、ユーザーは購入を完了する前に離脱してしまう可能性が高くなるからです。

このチェックアウトフォームの簡素化でも、A/Bテストは効果的といわれています。
なぜなら簡単で使いやすいフォームといっても、ユーザーの属性や行動パターンによって、最適なフォームのあり方は異なると考えられるからです。

ですが自社のターゲット層の属性を考慮せずにフォームを設定してしまうと、ユーザーにとって使いづらいフォームになってしまい、離脱を加速させてしまうかもしれません。

A/Bテストを活用することで、自社のユーザーにとって最適なフォームを検証して設計できるようになるでしょう。

ECサイトで効果的にA/Bテストを行うポイント

A/Bテストを効果的なものにするためには、いくつかポイントがあります。
テストを行ううえで知っておきたい点をご紹介します。

明確に目標と仮説を設定する

ECサイトのA/Bテストを効果的に行うためには、明確な目的と仮説を設定することが重要です。

目的が不明確だと、テスト対象が曖昧になってしまいます。
例えば「ECサイトのCVR(コンバージョン率)を上げる」という目的は漠然としているため、テスト対象(改善すべき指標)が多すぎて、どこから手を付けていいのかわかりません。

そのため「商品ページの購入ボタンのクリック率を向上させる」など、改善ポイントを絞れるような目的設定が良いでしょう。

また、仮説が不明確だと、変更したことが良かったのか悪かったのかの検証ができません。
仮説は「もし〇〇すれば、△△の理由で□□になる」といった因果関係を含んだ検証可能な形で設定することで、仮説のように改善できたのか、できなかったのかという判断が可能になります。

設定するのが難しい場合はサイト訪問者の行動データや従業員の意見などを参考に、課題や改善の余地がありそうな部分を見つけ出せば、目的と仮説を立てるためのヒントが得られるでしょう。

1回のテストで1つのみ変更する

繰り返しになりますが、A/Bテストを効果的に行う際には、1回のテストで変更するポイントを1つに絞ることが大切です。

複数の変更を同時に行うと、結果がどの変更によるものなのか特定できなくなってしまいます。

例えば、ECサイトの商品ページにおいて「商品画像のサイズを大きくする」「説明文の文言を変更する」と2点の変更を同時に行うと、その後のコンバージョン率の変化が、どちらの変更による影響なのかわからなくなります。

そのため、画像サイズ変更と説明文変更と、別々のA/Bテストを2回行って検証する必要があります。
A/Bテストは小さな変更の積み重ねで成果を生み出すものであるため、1点ずつ丁寧に検証していくことがポイントです。

十分なトラフィックと期間を確保する

A/Bテストでは、変更した部分の効果を正しく測るために、多くの訪問者データ(トラフィック)と一定の期間が必要になります。

例えば、ECサイトのデザインやシステムにおいて既存のものと新しいものを比較した際、これらの変更が良かったのかどうかを判断するには、短期間の少ないデータだけではわかりません。

たまたま変更を行ったその期間に、売れ行きが良かっただけかもしれません。

一方で、長い期間にわたって多くの訪問者からデータを集めれば、一時的な要因に左右されず、変更ポイントが良かったかどうか本当の効果がわかります。

このように、訪問者データが多ければ多いほど、新しい取り組みの効果を適切に判断することができます。
A/Bテストでは多くの訪問者から、十分な期間のデータを収集することが大切なのです。

ECサイトのA/Bテストの注意点

A/Bテストを行うポイントだけでなく、注意点も知っておきたいところです。
ここではA/Bテストを行う際の注意点を2点、ご紹介します。

他の施策の影響を受ける可能性がある

もしECサイトでA/Bテストを行う際に同時期に他の施策が行われていると、影響を受けてしまう可能性がある点に注意しましょう。

「広告の出稿額を増やしたことによる新規訪問者の増加」「新商品の投入による購入率の上昇」など、施策とは思っていなくてもECサイトの通常運営とは違う何かしらの変化があると、A/Bテストの正しい結果を得られません。

A/Bテストは、他の施策との相互作用に注意しながら実施する必要があります。

継続的な改善が必要

一度A/Bテストを行って良い結果が得られたとしても最初の結果で満足せず、継続的に改善していくことが重要です。
なぜなら、顧客の好みは常に変化し続けるためです。

ある期間ではAパターンがBパターンよりも良い結果を出していたとしても、しばらくすると逆転する可能性もあります。
定期的にA/Bテストを行い、その時の最適なパターンを見直していく必要があります。

また、A/Bテストを継続する際は、対象箇所や変更ポイントについて固定化せず、柔軟に見直していく姿勢が大切です。

ECサイトの顧客満足度やコンバージョン率向上のための取り組みに、終わりはありません。
A/Bテストを継続的に行い、顧客にとってより良いECサイトを目指しましょう。

ECサイトのA/Bテストでおすすめのツール

A/Bテストは簡単に行えるツールがさまざまあります。
ここでは主なツールを2つ紹介します。

Optimize Next

A/Bテストといえば、Googleから提供されていたGoogleオプティマイズが有名でしたが、2023年にサービスが終了しました。
そこで次のA/Bテストツールとして注目されているサービスの1つが、Optimize Nextです。

開発した会社はGoogleオプティマイズにおける豊富なA/Bテストの経験を活かし、可能な限りUIを再現するだけでなく、Optimize Next ではGoogleオプティマイズの弱点が改善され、さらに進化しています。

自社サーバーを持たないため無料で利用できることから、A/Bテストにこれから取り組もうとしている方には特におすすめのツールです。

Adobe Target

画像ソフトでもお馴染みのアドビ株式会社が提供するA/Bテストツールです。
AIと機械学習機能により、自動で顧客の購入体験の最適化が叶います。
またA/Bテストだけでなく多変量テストも行えます。

料金は一律ではなく企業ごとに変わるので、利用したい場合はまず問い合わせる必要があるでしょう。

まとめ

ECサイトにおけるA/Bテストは、顧客体験の向上やコンバージョン率のアップのための重要な取り組みです。

効果的にA/Bテストを行う際は、明確な目的・仮説立てや、要素を1つに絞ることなどがポイントです。
そしてA/Bテストは1回で終わるのではなく、ECサイトの改善し続けるためにも継続して行うことが何よりも大切でしょう。

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ECサイトへの導入が義務化!3Dセキュア2.0(本人認証)とは?必要な対策や注意点を紹介!

3Dセキュア2.0は、2025年3月末を目処に全てのECサイトに導入が義務付けられた、クレジットカードの不正利用を防ぐためのシステムです。
この記事では、3Dセキュア2.0の仕組みや義務化により必要な対応など基本についてご紹介します。

ツクルくん
ツクルくん

3Dセキュア2.0って聞いたことあるけど、何だろう。

カラミちゃん
カラミちゃん

ECサイトへの導入が義務化された本人認証システムのことですよ!ツクル君もECサイトを運営しているなら、きちんと学んで導入を進めましょうね。

目次

  • 3Dセキュア2.0(EMV 3-Dセキュア)とは?仕組みや特徴を紹介
  • ECサイトで3Dセキュア2.0の導入が義務化
  • ECサイトの3Dセキュア2.0義務化で必要な対応
  • ECサイトが3Dセキュア2.0未対応の場合の影響
  • ECサイトの3Dセキュア2.0導入時の注意点
  • カラーミーショップで3Dセキュア2.0を導入するには?
  • まとめ

3Dセキュア2.0(EMV 3-Dセキュア)とは?仕組みや特徴を紹介

3Dセキュア2.0(EMV 3-Dセキュア)はインターネットでクレジットカード決済をする際の不正利用を防ぐための、新しい本人確認の仕組みです。
それまでの3Dセキュア1.0に代わり、より確実で利便性の高い認証方式となっています。

顧客がクレジットカード情報を入力すると、画面に本人確認画面が出てくるので、指示に従って認証すると決済処理が完了する流れです。

3Dセキュア2.0ではこの本人確認の工程において生体認証(指紋や顔認証など)やワンタイムパスワードなど、本人ではないと入力できない情報を利用するため、なりすましによる不正利用を防ぐとされています。

3Dセキュア1.0との違い

従来の認証方法の3Dセキュア1.0は、ネットショッピングの際にクレジットカード利用者に対して本人認証を行い、不正利用のリスクを判断する仕組みです。

3Dセキュア1.0は基本的に事前に登録したパスワードを利用者が入力し、一致した場合のみ決済が完了します。

ですが、もしパスワードも流出してしまった場合は不正利用されてしまいますし、毎回パスワードを入力するため「入力が面倒で購入を止めた」というカゴ落ちリスクもありました。

一方の3Dセキュア2.0(EMV 3Dセキュア)は、以下の点で大きく進化しています。

  • 1.リスクベースで認証が行われる
  • 2.ワンタイムパスワードや生体認証が使える
  • 3.ECサイトのスマホアプリからの決済が可能

最も大きな違いは、リスクベースで認証を行うという点です。

3Dセキュア1.0では、購入時には必ず認証が行われていましたが、3Dセキュア2.0認証は取引の金額が少額の場合や、利用者の過去の決済履歴から判断して不正が疑われない場合など、リスクが低いと判断されると、本人認証の手続きを省略できます。

毎回のパスワード入力が無くなるため、カゴ落ちリスクを減らせます。
図で表すと以下のように仕組みが異なります。

また、従来の固定パスワードだけでなく、ユーザーの利便性向上のためワンタイムパスワードや生体認証にも対応しているので、本人でなければ認証ができず、なりすましを防げます。

さらに、3Dセキュア1.0ではWebブラウザ上の決済のみ対象でしたが、2.0ではスマホアプリからの決済も範囲に含まれます。

このように、3Dセキュア2.0はよりスムーズな決済と不正利用防止の両面において、進化を遂げています。

ECサイトで3Dセキュア2.0の導入が義務化

ECサイトにおけるクレジットカード不正利用が年々増えているため、経済産業省は2025年3月を目処にECサイトへの3Dセキュア2.0の導入を義務化することを発表しました。

ここでは、クレジットカードの不正利用の現状や導入が義務化された理由などを見ていきます

ECサイトにおける不正利用の実態

経済産業省が2024年に公表した「クレジットカードのセキュリティ対策について」という資料によると、2023年のクレジットカードの不正利用の被害総額は約541億円でした。

2014年は被害総額が約114億円なので、約10年で5倍近くになっています
下記は、クレジットカードの被害額の推移を表したグラフです。

また、同資料によりますとこの被害の大半は、不正アクセスなどで盗み取られたクレジットカード番号によるEC取引が占めているそうです。

そのためクレジットカードの被害額をこれ以上増やさないためには、ECサイトにおけるクレジットカード不正利用を防ぐことが最重要とされています。

政府の取り組みと義務化の経緯

上記でお伝えしたように、拡大するクレジットカードの不正利用被害を受け、政府は2020年8月に「クレジットカード不正利用対策強化月間」を設け、対策の一環として「EMV 3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)」の導入を決定しました。

インターネットでのクレジットカードの不正利用は、不正取得したカード情報をそのまま利用する手口が主でした。
そのため3Dセキュア2.0を導入すれば、カード情報だけでは不正利用ができなくなり、被害を大幅に防げると期待されています。

政府は、この対策を行うことで不正利用被害を従来よりも減らすことを目指しています。

ECサイトの3Dセキュア2.0義務化で必要な対応

3Dセキュア2.0が義務化されることはわかりましたが、その他にはどのような対応が必要なのかについて、もう少し詳しく解説していきます。

各EC事業者に求められる対策や期限

3Dセキュア2.0の導入期限は原則として2025年3月末です。

また、ECサイトを運営するEC事業者だけではなくクレジットカードの発行を行うイシュア―や、クレジットカード加盟店を管理するアクワイアラー、クレジットカード加盟店の決済を代行するPSP(決済サービスプロバイダ)なども不正利用対策の対象となっています。

2024年3月に経済産業省から発表された「クレジットカード・セキュリティガイドライン」によると、各事業者には具体的に、以下のような対応が求められています。

EC事業者 ・3Dセキュア2.0の導入計画を策定し、早目に導入する
・もしすでに不正利用が多発している店舗は、期限を待たず3Dセキュア2.0の導入にすぐに着手する
イシュア― ・自社カード会員に対して3Dセキュア2.0の登録を強く促すための取組を実施し、2025年3月末までにEC利用会員ベースで80%登録している状態を目指す
・2025年3月末時点において、3Dセキュア2.0登録会員の全員が「静的(固定)パスワード」以外の認証方法に移行している状態を目指す
アクワイアラー・PSP ・不正利用が多発しているEC事業者に対しては3Dセキュア2.0の即時導入を促す
・その他のEC事業者に対しても、不正利用発生リスクが高い事業者を優先しながら、2025年3月末までに完了するよう3Dセキュア2.0の導入を促す
・EC事業者と新規に契約する際は、2025年3月末までの3Dセキュア2.0導入義務化を説明した上で契約する

このように、クレジットカード事業を行っている各企業も、加盟しているEC事業者が3Dセキュア2.0を2025年3月末を目処に導入できるよう、働きかける必要があります。
また、すでに不正利用が多発している店舗に対しては早急に対応しなければなりません。

3Dセキュア導入に加えカード情報の保護対策も必要

経済産業省が発表しているクレジットカード・セキュリティガイドラインでは3Dセキュア2.0の導入が義務付けられましたが、それだけでなくカード情報自体の保護対策も行わなければならないと書かれています。

ECサイトでは、サイト自体の脆弱性やデバイス管理の基本的なセキュリティ対策の不備などにより、カード情報が漏洩したり悪意のあるサイバー攻撃の影響を受けたりといった事故が多く起きています。

そのため、ECサイトでは基本的なセキュリティ対策を継続することが必須となっています。

また、そもそもカード情報を自社の機器・ネットワークに保存するなど、不要な保持を避けた運用(非保持化)であることも重要です。

セキュリティ対策は総合的に実施する必要があり、3Dセキュア2.0導入のみでは不十分です。

カード情報を含む全ての個人情報保護の観点から、専門家によるセキュリティ診断を実施するなどECサイトを運用する上ではさまざまなセキュリティ対策が求められます。

ECサイトが3Dセキュア2.0未対応の場合の影響

クレジットカード・セキュリティガイドラインによって3Dセキュア2.0が義務化されますが、もし対応しなかったとしたら、どうなってしまうのでしょうか。
考えられる影響について3つご紹介します。

不正利用リスクと損失(チャージバック)の発生

ECサイトが3Dセキュア2.0に未対応の場合、不正利用のリスクが高まるので、具体的には以下のような損失が発生する可能性があります。

  • ・不正利用された分の商品やサービス代金の損失(チャージバック)
  • ・不正利用された際の対応に係る人件費の発生

クレジットカードが不正に利用された場合、不正に気づいたカード保有者が申し立てることにより、不正利用分が返金される仕組みであるチャージバッグが発生します。

このチャージバッグは保有者にとっては救済措置になりますが、ショップ側は売上金を返金しても商品は戻ってこないので、大きな損失といえます。

また、売上や商品の損失だけでなく、不正利用に関連する処理や手続きなどの人件費もかかってしまいます。

このように不正利用は、ショップ側にも損益をもたらす恐れがあります。

なおチャージバックについてさらに詳しく知りたい方は、下記の「チャージバックとは?」の記事をせひご覧ください。

チャージバックとは?EC運営者が絶対知っておきたい仕組みと対策
続きを見る

ブランドイメージの低下

不正利用の対策をせず、実際に不正利用が続いてしまうと、ユーザーからのショップへの信頼(ブランドに対する安心感)がじょじょに失われていってしまいます。

一度評判が落ちてしまうと、ショップには以下のようなことが起こるリスクが高いです。

  • ・長年利用してくれていた顧客が離れてしまう
  • ・新規顧客も購入しづらくなる
  • ・優秀な人材を採用できなくなる
  • ・株価など会社の評価が大きく下がる

このように、長い年月をかけて作り上げてきた良い評判が、不正利用の被害で簡単に壊れてしまう可能性があるのです。

特に近年はSNSやレビュー欄などで簡単にユーザーが発信できるので、不正利用が多い店舗という情報がすぐに広まりやすいでしょう。
会社の信頼を守り、被害を防ぐためにも、3Dセキュア2.0の導入は必須の対策といえます。

決済会社からの制裁措置

3Dセキュア2.0の導入義務化に向けて、カード発行会社や加盟店を管理している企業、決済会社などもECの店舗に対して導入を促すことが求められています。

そのため、導入を促しても未対応のECサイトには決済会社から一時的な入金停止処理や最悪の場合は契約解除など制裁措置が課される可能性があります。
もし契約解除をされてしまうと、事業継続に支障が出てしまうでしょう。

決済会社は顧客保護を重視しており、セキュリティ対策が不十分なECサイトに対して厳しい姿勢を示すことが予想されます。

また2024年時点では、ECサイトの3Dセキュア2.0未導入に対する罰則などは発表されていませんが、今後、未対応の場合は法的な措置が行われるかもしれません。

不正利用はショップ側にもさまざまな損害を与えるため、3Dセキュア2.0をはじめとした対策を講じましょう。

ECサイトの3Dセキュア2.0導入時の注意点

ECサイトに3Dセキュア2.0を導入する際に知っておきたい注意点をご紹介します。

ユーザー体験に配慮する

認証手続きを省ける時もある3Dセキュア2.0ですが、これまで3Dセキュア自体を導入していなかった場合は、決済ページの操作が増えます。

認証手順が増えることで購買フローが複雑化し、ストレスを感じるユーザーが出てくる可能性があります。

そのため、3Dセキュア2.0を導入する際は、以下の点にも十分配慮する必要があります。

  • ・ユーザーに余計な手間をかけない認証方式の選択
  • ・ユーザビリティの高いUI/UXデザインの採用
  • ・認証に関するわかりやすい説明の提示

事前のユーザーテストや、導入後にECサイトの分析を行いユーザー体験への影響を常に把握して、もし問題があるようであれば改善につなげることが重要です。

不正を必ず防げるわけではない

3Dセキュア2.0はインターネットでクレジットカード購入の際の本人認証システムのため、導入したからといって不正を100%防げるわけではありません。

未知の脆弱性を狙ったサイバー攻撃であったり、内部関係者による不正であったりなど、不正アクセスや不正利用などが起こる要因は他にもさまざま存在します。

そのため、クレジットカード・セキュリティガイドラインにもあったように、さまざまなセキュリティ対策を常に行わなければなりません。

例えば3Dセキュア2.0の導入に加えて、不正アクセスや不正注文を検知するようなサービスを導入するなどが考えられます。

ECサイトのセキュリティについては「ECサイト構築・運用セキュリティガイドライン」というコンテンツが経済産業省より公開されていますので、こちらも合わせて参考にしてください。

カラーミーショップで3Dセキュア2.0を導入するには?

カラーミーショップではさまざまな決済方法が利用いただけます。
そのため、決済会社ごとに3Dセキュア2.0の導入方法が異なりますが、どの決済会社であったとしても基本的には、すでに3Dセキュアをご利用いただいている場合は、自動的に切り替わるところが多いです。

ですが、もしこれまで3Dセキュアを利用されていなかった場合は、イプシロンやZEUSなど各決済会社へ問い合わせて申請することで利用できるようになります。

まとめ

クレジットカードでの不正利用を防ぐ効果がある3Dセキュア2.0は、2025年3月末を目処にECサイトヘの導入が義務化されました。
不正利用対策が不十分だと、金銭的損失やブランドイメージの低下、決済会社からの制裁措置などのリスクが発生するので、必ず対応しましょう。

ただし、3Dセキュア2.0は万能ではありませんので、同時にさまざまなセキュリティ対策が必要になります。
インターネット上で商売を行う以上、セキュリティ対策は怠らずにきちんと行うことが、長く店舗を運営するために必須といえます。

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